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空を飛びたかった俺が転生した世界で……  作者: 神戸近区


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46話 戦いの後

「こちらカケル敵すべての排除に成功しました。今から戻ります」

「こちら基地。お疲れさまでした」


「なあエナ、これで戦いは終わりかな?」

「そうね。終われば良いけどね」

その後軽く話をしていと基地付近まで戻って来た。

「こちらカケル。着陸準備完了しました」

「こちら基地、着陸許可します」


 基地に無事到着したのは良いが……基地で待っていたのは他国の軍人たちだった。

「この機体は新型か?」

「武装を教えて欲しい」

「最高速度は?」

「航続距離は?」

一度に色々聞かれても答えられないし多分機密も有る……

「これは新型ですが試作機です。詳しくは後で」と言って逃げ出した。

 

 その後国の方から発表したが殆ど正確な数値だった。

「隊長いいのですか?ここまで正確に答えて」

「良いも悪いも同じ機体作って誰が操縦できる?」


「それは……誰かいるかもしれません」

「そうだな。居るなら見てみたい。それよりもペスティサイド国の方が問題だ」


「今回派遣された代表団は何も聞いてなかったらしいですね」

「と言うか国自体も否定している。虫たちが勝手に攻撃したらしい」


「でも爆弾とか持ってましたよ」

「盗まれたそうだ」


「そうですか……」

「まあ気持ちは分かるが、嘘だとも言えない。今は管理責任を追及している。ここに居る世界中の代表団と軍が乗る船が危険だったんだ、関係ないとは言わせないだろ」


 それから半年が経過、ペスティサイドは国内で戦争継続派と終戦派が内戦を起こすという事態に発展していた。終戦派には世界中の国が援助していたため圧倒的有利で勝利。虫も国から逃げ出したらしい。

「エナ、ペスティサイドとの戦争は終わったみたいだね」

「そうね……これで新婚旅行に行けそうね」


「その事なんだが……今回の戦果も有って僕たち専用の戦闘器を貰えたんだ」

「そう……え?戦闘器を?」


「武装は無いから厳密には戦闘器では無いかな……飛行器?」

「飛行器?」


「そう。それで一月ほどこの世界回ってみる?まだ見た事無い場所も有ると思うんだ」

「いいわね。でもどこで泊まるの?」


「着水出来るようにしてあるから、どこでも休めるよ。機体も大きめだから食料も詰めるし寝室も有る」

「いつの間に準備してたの?」


「最近機体だけ貰ったから自分で改造してみた。出力低めだけど武装無いから十分早いと思うよ」

「いつ行けるの?」


「そうだね……軍と両家には報告してあるから準備出来たらいつでも」

「相談では無くて報告なのね」


「先に聞いておかないと出られるかどうかわからなかったから……立場も有るし」

「そうね。ありがとう」


「これは僕の夢でもあるからね……自由に空を飛びたい」

「ずっと言ってたわね。良かったわ二人で夢を叶えられそうで」


もう少しで終わりです……多分。

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