45話 零式
零式は正式採用された機体ではなく2600年記念に作られた一応試作機である。
元になったのは98複座改で発動機1機の所に強引に2機を付け双発から4発にし、装甲を可能な限り強化。前面に35mm2門と20mm2門、胴体下部に45mm砲を搭載し速度は98複座改よりも早いという全員が無理だろうと考えた物が実現した機体だった。
しかしなぜ零式と呼ばれて試作と呼ばれないかと言うと、理由は簡単でこんな機体カケル以外は操縦不可であるからだ。これを量産しても意味が無いのでこう名付けられた。正式に言うとこの機体は零式四発重戦闘器である。
「こちらカケル、離陸準備出来ました」
「こちら基地、離陸許可します」
「了解。離陸します」
離陸時は出力を下げないと基地内に被害が出るほどの出力なのでゆっくりと上昇し一定まで上昇すると一気に加速した。
「ねえ、カケル……この加速凄いわね」
「まだこれでも全力じゃないからね。全力は機体が耐えられるか分からない」
「凄い機体を作ったのね……速いわ、もう敵が見えて来た」
「そうだね。あれは間違いなく虫だな……こちらカケル未確認飛行物体は敵であると確認しました攻撃してもよろしいですか」
「こちら基地了解しました。攻撃を許可します」
「攻撃許可了解……エナ砲撃頼める?」
「良いよ。でもよく戦闘器に大砲積むなんて考えできたわね」
「まあ強力な武装が欲しかったから」
「準備完了。撃ちます」
発射と同時に速度が一気に落ちた
「この反動凄いよね。無反動砲でも積めばよかったかな……でも射程短くなるし……」
「カケル別のこと考えてる余裕はないわ。次も撃つわよ」
「了解。次は砲撃と同時に魔法使うから撃つ前に言って」
「じゃあ3,2,1,発射」
同時にカケルも魔法で巨大な火球を出した
「これ何か意味あるの?」
「他国の人が見てるだろ?一応砲撃してるって事にならないかと」
「そうか魔法を何回も攻撃出来たら怪しまれるよね」
「まあこの機体見られた時点で十分に怪しいけどね」
この後も銃砲撃で合計100機以上の敵を撃墜したがまだまだ敵は居る。
「今回も弾丸足りなさそうだね」
「そうね……どうする?」
「もうすぐ島の近くだし……魔法攻撃を使うか」
「そうね。仕方なさそうね……でも大丈夫?」
「なにが?」
「ここまで飛んで魔法攻撃も何回かすでにしてるけど」
「まあみんなで生き残るため仕方ない……出来るだけ見えないように高度上げようか」
「そうね……何で攻撃する?」
「水だと下が大変だし……火しかないか」
大きな火球を上空に作ると、地面まで被害が行かないように敵の近くで爆発させた
空の爆発が終わると雲も無い青空が広がりそこには零式しか存在しなかった。
「勝ったみたいだな」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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