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空を飛びたかった俺が転生した世界で……  作者: 神戸近区


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44話 停戦?

 その後色々試作して対空ロケットが完成したのだが、飛行が風などの影響で直進せず命中させるのが難しいものとなった。戦闘器の適合者からも当たらないと言われたが対応できる武器が少ないので仕方なく使われた。

魔力で空を飛べたので基本的な航空力学等が足りないのかもしれないが……僕自身も知らないので何も言えない。前世でもっと勉強しておけばよかったかな? 

 例の亡命で敵の虫に関しても少し研究されたが、今の技術では詳しくは分からないという結果しか出なかった。

特に空襲も無く日々が過ぎて行き、僕の結婚式が帝国歴2600年の1月1日に決まった。

そこからは結婚の準備や新型戦闘器の開発、新兵器の開発など忙しい日々が続き……気が付けば結婚式も終わっていた。

「ねえカケル、今日から私島エナガになったのね」

「シマエナガ……」


「変かな?」

「いや可愛いと思うよ」


「そう……なんか違うこと考えてない?」

「そんな事無いよ……でも正直に言うとなんか最近忙しくて実感ないかな」


「まだ戦争も続いているから?」

「そうだね。早く終わってほしいよ」

その希望が届いたのか、翌日にペスティサイドからの停戦申し込みがあり後日交渉が始まるらしい。

まだ現状では停戦の条件が分からないが早く終わってくれたら良いなと思っていた。


 後日隊長から聞いたがペスティサイドは虫との関係を否定しており、98複座の技術の公開も要求してきているらしい。

「隊長、技術ってペスティサイド側の方が高いと思いますが」

「今ペスティサイドとの全線で戦ってる戦闘器は98複座が多い。だから共同開発の最新鋭機とでも勘違いしているのではないか?」


「確かに今の98複座は他国性の発動機に他国製の武装ですから……間違っても無いですね」

「まあ複座の双発機っていう戦闘器自体が珍しい……よくあんな機体考えたな」


「大型機を落とすには重火器が必要で、うちの技術では双発にしないと出力が足らず飛べませんからね」

「それが他国から見たら珍しいのだろうな」


「ペスティサイドは新型については何も言って来なかったのですか?」

「新型の事は気付かれてないと思う」


 停戦の合意が出来、我が国の西島で調印式をする事となった。

世界各国の代表が船で集まり、調印は無事に終わった。

これで平和になると皆思っていたのだが……未確認飛行物体が接近しているとの情報が入った。

調印会場は混乱した。

ペスティサイド側の代表も知らなかったみたいで自分達の関与を否定していた。

でも今必要なのは未確認機が敵なのか確認する事だ。

基地で待機していた僕たちはすぐに対応する事となった

「隊長、新型機の使用許可を頂けませんか?」

「零式か……そうだな。既存機では対応不可能か」


「それと皆様の避難指示を」

「わかった。とりあえず未確認機の確認を頼む」


「了解!エナ、新型機で出撃する」


今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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