42話 戦果不明
大量の虫が武器を持って飛んできている……
「西島基地へこちらカケルです、いつもより少し強く魔法で攻撃しても良いですか?」
「こちら基地、海上なら許可します」
「了解。……エナ、先に魔法で攻撃するよ」
「大丈夫なの?」
「まあ試してみないと分からないけど、海上に居る間に攻撃したいから」
加速して敵に接近し、魔法で巨大な火球を作り撃った……。
魔法の火で爆弾が誘爆したのか上空で数十回の大きな爆発が起こり、残ったのは小型の虫が数十匹だった。
「エナ、攻撃お願いしても良いかな?」
「分かったわ」
エナの攻撃で敵を数匹落とした時点で敵は撤退し始めた。
「カケル、勝ったね」
「そうだね……とりあえず基地に報告するよ。こちら98複座改カケル。敵編隊100匹以上を撃墜、被弾はないが少々機体に負担がかかってると思われますのでゆっくり帰ります」
「機体に異常ですか?」
「発動機が安定しません」
「了解しました。何か有ったらすぐ知らせてください」
その後基地まで無事に帰りついたが、基地での報告に悩んだ
「こちら被弾なしで、敵を100以上撃墜?」
「はい、そうです」
「正確な数は分からないのか?」
「100は確実に超えてると思いますが……」
「そうか、まあ普通なら前代未聞の信じられない戦果なのだが実際海上からから監視していた部隊からの報告ではもっと多いらしい」
「はい。多分前回の中央島基地を空襲した時かそれ以上の戦力だったと思います」
「機体の方の被害は?」
「強力な魔法を使い過ぎて機体が損傷したみたいです」
「そうか、わかった。強力な魔法は今後控えるように……と言う事にしておくか。戦果を考えたら被害はないに等しい」
「ありがとうございます」
この日以降我が国に対する空襲は無くなった。
僕はその功績から伯爵に叙爵されエナガとの正式な結婚が決まった。
しかしその分他国は空襲が激化していたので98複座の他国への輸出が始まった。
98複座は他国でも優秀な迎撃機と言われたが、それだけで満足できない開発陣と海外の技術者が手を組み翌年99式複座戦闘器が完成した。これは火力と防御力を向上させた戦闘器で他国の高出力発動機を使い速力は98複座と変わらない。魔石搭載量を大幅に増やし少しでも長い時間戦える戦闘器となった。
その時に得た資金と資源を使い僕たちのは新しい戦闘機を作っていた。99試単座戦闘器……これは他国では既にある高出力発動機と機首に15mm機銃2門、翼内に20㎜機関砲2門、新型合金で軽量に作られており、この当時多分最強の戦闘器と思われるが……僕以外に操作でる人がいなかった。
上昇力、最高速は今までの戦闘器と比較できないほど向上したのだが、エナ曰く「私は乗れないの?」と少し不満そうだ。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




