37話 独立
「身分差?そんな話は聞いてないが……まあいい。カケル、今日から新しく島家をつくりそこの当主になって貰う」
「え?それは僕が今日から島 翔と名乗ると言う事ですか?」
「そうだ」
「いや、そうだではなく……意味が分からないのですが」
「カケルの最近の活躍は聞いている。と言う事は、養子に出した私の判断が間違っていたと言う事。でも間違っていたからとはいえ今更元に戻れなんて言えない。王家とも話し合いカケルがエナガ姫と恋仲だと聞き新たに島家を作り子爵位を叙爵する事が決まったのだ」
「僕を育ててくれた空家は?」
「当然合意している」
「そうなのですか?まだ仕送りもそんなに出来てないのに」
「それも手を付けてないそうだ。何か有った時用にと。当然当家からも空家にはお礼はしてある」
「そうですか」
「で、一応拒否権は無くはない。ただ王家が絡んでいることは忘れるな。この話受けるか?」
「はい、受諾いたします」
「それは良かった。後は結婚に関してだな」
「それは……僕いえ私はまだ正式に交際してる訳では」
「だからそのための叙爵ではないか。これで結婚できる身分だ、よかったな」
「まだ実感が有りません」
「これから忙しくなるぞ」
「そうなのですか?」
「子爵になるんだ……理由は分かってるだろ。今軍の立場が少々良くないからな、二人には頑張って欲しいのだ」
「私は空が飛びたいし、飛ばす為の戦闘器を大切に思っていますのでそれを壊そうとする敵への攻撃に対して微力を尽くします」
「もう既にカケルの戦果は微力というには大きすぎる。誇っていいのだぞ」
「ありがとうございます。でもまだ軍の中では若輩者です。」
「そうか。これは親としてだが、よく頑張った……でも本音は危険な事はして欲しくない。でも貴族としては戦功を求められる。儂もまだまだ未熟である……」
「ありがとうございます。その言葉は胸にしまっておきます」
「今日は食事も用意してある。明日以降は……」
ここから一ヶ月以上の間に色々な人と会う事になった……
毎日国の偉い方と会うのは戦闘より疲れた。
今日からエナガ様と婚約者となり一緒に行動する許可が出た
「やっと会えたわねカケル」
「エナガ様……お久しぶりでございます」
「カケル話し方……」
「エナガ様と久々にお会いするので緊張して……」
「カケル、前みたいに普通に話したい。それに様も要らないよ。もう婚約者だし……」
「そうだった。エナ……早く飛びたい」
「そうね、カケルは私より空を飛びたいのよね……」
「違う。エナと一緒に飛びたい!」
「これからも二人で一緒に頑張ろうね」
「そうだね。エナ」
と話していたのだが、基地に戻った時に隊長に言われて驚いた
「「98複座が修理中?!」」
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