31話 足音
あれから数週間敵襲がなかった。その為その間に98複座が正式採用した。と言っても僕にしか動かせないが……
基地にも少数だが対空砲が配備され、新たな戦闘器と適合者も増えた。
「なあカケル、これだけ戦力が増えたらこの基地は安全だな」
「私もそう思うわ。今から逆に敵の拠点攻めたい位よ」
「西宮もエナも……今世界中で攻撃がないらしい。これが敵の戦力が無くなったのならいいのだけど」
「これだけ二人で倒してくれたんだ……減って無かったら最悪だよ」
「そうね。平和になって欲しいわ」
「そうだね。平和になったら何したい?」
「それは……彼女つくったり、旅行したり……エナ様は恋したくないですか?」
「恋か……私より強くてこの国を護ろうって考えてくれる人が居たらね」
「何で二人とも僕を見て言う??」
「……エナ様彼は戦闘は強いのですが……」
「強敵が相手でも負けないわ……って何で分かるの?」
「何が?」
「カケル……頑張れ」
「私が分かりやすいの?彼が鈍感なの?」
「だから何を頑張れと?」
「両方かと思います」
「……私分かりやすかったんだ……」
「エナどうした?悩みか?話聞こうか?」
「何か良い感じではないですか?」
「彼の部屋で寝ても何もしない人よ」
「あの時は驚いたよ。外で寝て体痛かった」
「それは驚きです!いつですか?」
「「空襲のあとかな」」
その時警報が鳴った
「敵の小型飛行物体が接近中……数は……え?……50以上を第1梯団とし第2梯団に低速の大型約50……基地周辺に空襲警報を発令します」
僕たちも出撃しないと……
「エナ行こうか」
「はい」
98複座に搭乗し二人とも出撃準備が終わった
「エナ準備いいか?」
「出来てる」
「98複座離陸準備出来ました」
「98複座優先で出撃出来ます。ご武運を」
出撃したらすぐに嫌な感じがしてきた……これは多いな。
「エナこれから発動機を全開で回す……少し揺れるぞ」
「大丈夫よ!」
轟音と共に凄い速さで飛んで行き敵に近付いた
「凄いな……空が暗いし下は……」
「爆撃したみたいね。上空は何処を見ても敵ね」
「攻撃開始。小型には15mmで十分だ。照準も狙わなくても当たる……って敵も機銃撃って来た」
「照準は私がします。操縦は任せた」
敵弾を回避しながらの攻撃だが、多分敵はまだ銃を上手に使えてない。それに比べてこちらの弾丸は当たる。
「もう敵を15機以上落としたな。残弾は?」
「もう15mmは無くなるわ」
「後方の大型機の方に向かおう。基地へ、こちら98複座カケル小型機の後方の大型を少しでも減らします。小型は15機以上落としました」
「こちら基地、了解!大型機を頼む」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




