表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/29

22話 疑問

 他国からしたら一番最後に戦闘器を作り出した国が何故このような高性能な機体を作れるのか、何故他国ではまだ見た事のない大型の敵を落とせたのか。これは他国の技術を盗んでいるのではないか等の疑惑が浮上してきていたが、よく考えるとまだどこの国も実用化できていない複座を実戦で使っていたり、機体の割に大きな発動機を積んでいたりと、疑うよりはこの技術が欲しくなってきた。これだけの発動機を動かすには大量の燃料が無いと長時間飛べない。でも実際この機体は長い距離を飛んできた。どこにそんなに燃料を積むのか?複座で役割分担はどうしているのか、等疑問は多いがそう簡単には教えて貰える事は無いと思っていた。

 しかし帝国は戻って来た97複座を試作機だと言いなかも公開した。爆弾の代わりに増槽タンク(魔石入り)が付いている。公開用に少し何時もと変わっていて、隙間が有ればそこに魔石を入れて燃料を多く搭載しているように見せていた。

 そして97複座と共に今まで落とした大型な敵や素早いやつも公開し対応の仕方を話し合ったりした。

こうして世界の軍が集まった会議は終了したのだが、各国は帝国に注目する事になった。


 会議も終わり落ち着いてきた基地内で隊長と話した。

「97複座を公開してよかったのですか?」

「この機体を隠して今までの戦果だと逆に何か有ると疑われる。一部でも公開していたらその方が何か有った時に説明しやすい」


「何かか……何もなければいいのですが」

「そう考えていたら良くないこと起こるから余り考えない方が良い」


「分かりました」

「それよりだな、前に行っていた空母って何だ?」


「空母ですか?船の上を平らな状態にして戦闘器の発艦や着艦をし易いようにした船です。で、その下に整備と保管する所を作りあとは燃料と武器を搭載した、まあ簡単に言うと海に浮かぶ基地ですね」

「それは有ったら便利だな」


「少し大きめの商船とかから改造すると良いかもしれません」

「元々武装もないし荷物も積めるしか……一応案として出してみる」


 その日はそれ話が終わったのだが、数日後空母の建造計画が出来た事を聞いた。

最近我が国には敵が殆ど来ないので毎日訓練飛行するだけだったので、空母の開発にも参加する事にした。


 そんな事をしていると緊急で出撃命令が来た。相手は地上らしい。初めて敵の地上型が出現したとの事。僕は武装を7.7mmから20mmにかえてもらい爆弾も搭載して出撃した。

場所は中央島の東の海岸らしい。どうやって来たのだろうか?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ