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17話 戦闘

 少し早めに上昇していくと前方に5~6匹の敵が見えた。敵の横を通り過ぎる感じで敵を確認すると重装甲の超巨大な蝿型の敵が5匹だった。

「97複座カケル、敵確認蝿型が5匹です。実弾使用は?」

「こちら基地、射撃許可。今日はお客様が乗っているので敵に接近しないように」


「了解!」

後方からの射撃となった。操作しながら照準を合わせるのはなかなか難しく微調整していると姫が

「私が射撃します。魔法でなんか狙えそうなの」

「魔法で?」


「そう。射撃のタイミングが分かるの。1度任せて見て」

「了解!エナガ様頼みます」


敵に機首を向けて微調整していると姫が射撃を開始し命中。1匹を落とした。

「あれ重装甲でなかなか落とすの難しいのに凄いですね」

「これは実力というより魔法の力だから……」


「でもそれってエナガ姫の魔法なのだからエナガ姫の実力ではないですか?」

「そうなのかな?ありがとう。次も任せて。少し上昇してくれる、もう少し右で……」

次の敵を狙いまた撃墜。これは偶然ではないと分かった。

また次も狙って落とした時に姫が

「翼内の20mm機関砲の残弾無くなったわ……15mmで倒せるかな?」

「接近しないと難しいですね。残2匹なんで撤退してくれたらいいのだけど……」


「しそうにないわね」

「みたいですね。エナガ姫は魔法は使えますか?」


「使えるけど……私風属性よ」

「そうですか。では僕が攻撃しますね」

少し大きめの水の球を作り2匹に向かって大量に撃った。翅に当たると動きが悪くなり墜落していった。

「蝿相手でも水攻撃効きましたね」

「カケル君って水属性だったのね?小さい時魔法使えないから……って聞いて心配してたのよ」


「……あ~、なんと言うか僕未だに生活魔法は使えません」

「はい?基本ですよね……」


「戦闘器飛ばしたり、大きな魔法しか使えないのですよ」

「加減が下手?」


「そうなのかもしれません」

「カケルが生活魔法使えなくて困ってたら、わ、私が手伝うから大丈夫よ」

「あの~、こちら中央島基地。戦闘終わりましたか?遠くの基地までは聞こえてないとは思いますが誰が聞いているか分かりませんのでそう言う話は2人の時にしてください。……聞いてて恥ずかしくなってきました」


「ごめんなさい。こちらカケル5匹撃墜。そのうち3匹は姫の射撃の結果です」

「こちら基地、5匹撃墜了解しました。気を付けて戻ってきてください」


「了解、帰投します」


 今回も無事に基地まで帰り着いたが……その後の姫が大変だった。魔法で命中率を上げられること、カケルと仲が良い事で「私も戦う!」って危険だと止めるのを聞いてくれない。


……何か本当に姫が戦闘器に乗ることになりそうで怖い……。



今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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