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16話 姫との会話

 今日も飛行訓練なのだが……同乗者はエナガ姫だ。この前隊長が考えていたエナガ姫の同乗が実現したこととなる。僕は一応反対したのだが……。噂をすれば姫が来た。

「カケル君今日はよろしくね!」

「こちらこそよろしくお願いいたします」


「何か固いね。小さい時から知ってるんだしもっと気楽に話そうよ」

「今は立場が違います。座席に座って下さい」


「はい座ったよ」

「シートベルトを締めてください」


「どれ?分からない締めてくれる?」

「触れる訳にはいきませんからご自分で締めてください」


「はーい、こうかな?出来たよ」

「確認しました。少しお待ちください、離陸します」


 僕は後部座席に座り準備が終わった。

「こちら97複座カケル、出発準備終わりました」

「こちら基地。離陸を許可する」


「了解。97複座離陸します」

ゆっくりと上昇していった。


エナガ姫は落ち着いた感じで言った

「思ってたより離陸の振動って少ないのね。隊長からは結構酷いと聞いていたのに」

「気を付けてゆっくり上昇しましたから」


「隊長が乗った時と違うのね。気を使ってくれてありがとう」

「あの時より機体に慣れただけです!」


「そうなの?私だけ特別かと思った……一応幼馴染みたいなものだし」

「この会話……基地でも聞いているのだけど……」


「あれ?言ったら駄目なやつだった?ごめん!」

「もう遅いです……多分」


「でも夢がかなって嬉しいわ。本当に貴方と空を飛べるなんて。小さい時はどうやって空を飛ぶのかと思ったけどこういう方法が出来るとは……」

「そうだね。僕も戦闘器を始めて見た時は時間を忘れて見てしまったよ。これで空が飛べるのだって」


「でもよく適合者になれたのね。なれる人結構少ないって聞いてるけど。私も適合見てみたいけど戦闘器に乗りたいって言ったら怒られたからね」

「それは姫が戦闘器のってどうする・・・・・・の?何か嫌な感じがする」

「こちら基地。会話をお楽しみの所悪い。何か有ったか?」


「こちらカケル。敵が居そうな感じがする。姫が乗っている為帰投す……」

言っている途中に姫が

「私も戦います!機銃位撃てます」と言ってきた。


「危険なので基地に戻りましょう?」

「この基地の一番の撃墜王なのでしょ?私が居ても戦えるはず。基地に戻る時間でこの辺りが攻撃されるかもしれないわ」


「こちらカケル……この辺りでの実弾使用は可能か?」

「こちら基地。15分待ってくれ。民家は少ないが警報を出す」


「了解。先に偵察します」

「頼む!」


そのまま上昇し敵が居そうな方向に飛んで行った。


今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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