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12話 戦果

 97試戦2号機が完成するまでに数回敵が現れて同期を含む全員が出撃したが僕以外に戦果は無かった。

これは基地内で少し問題になった。原因を考えると96式では武装が少なく航続距離が短い事が問題となった。その結果急遽96式に武装強化と燃料増加の改造をしたが次は速度が落ちた。

速度は落ちたが今までよりは戦い易いみたいで新人でも1人戦果を挙げた者も居た。


 今日は97試戦の長距離飛行試験をすることとなった。

「こちら97試戦カケル。出撃準備完了」

「了解、離陸許可します」


「離陸許可確認。出撃します!」

「気を付けて!」


「離陸完了。飛行状態良し。発動機の動きも前のよりいいです。扱いやすい」

「了解!、進路そのまま1時間ほど飛行願いますか」


「了解!」

「ではまた連絡します。何か有りましたら連絡ください」


 30分ほど普通に飛んでいた。戦闘のない自由な飛行は楽しい……と思っていたら例の嫌な感じがしてきた。

「近くに敵が居ませんか?嫌な感じがします」

「現在確認されていません。方向分かりますか?」


 嫌な感じは斜め上からしてくる。少し飛行高度を上げるとより強く感じてきたので間違いなさそうだ。

「敵反応斜め上からの様です」

「まだ上に上がれるのか?」


「上がれそうですが気温が……正直寒いです」

「そうだろうな。そこまで上昇する事は想定していない」


「見付けま……した?」

「どうした?」


「超巨大な蛾?です。迎撃してみます」

搭載している全武装を使って銃撃してみたが……効いてない。


「残弾無くなりました。寒さで手の感覚もなくなりそうです。敵は撤退していきます。魔法で追撃しますか?」

「一旦戻れ。そのままでは君が負傷する」


「了解!戻ります」


 その後基地までは無事に戻れたが戻った時点で機銃とかが凍っていたらしい。

帰ってから隊長に報告した。

「敵は高高度を低速で飛んでいて非常に重装甲です。見た感じは武装は有りませんでしたが衝突したら確実に落とされます。こちらの20mm機関砲が当たったも無事なのは始めて見ました。出来たら爆弾が欲しいのですが、有りませんか?」

「そうか……で、爆弾って何?」


「空から地上に向かって落とす爆発物です。無いのですか?」

「ないな。というか戦闘器と機銃が我が国に伝わって来たの最近だぞ。空飛べないのに空から攻撃って……というか君の頭の中には何が入っているんだ?本当は君には新兵器の開発に行って欲しかったのだが……」


 その時女の人の大きな声が聞こえて来た

「大きな声が聞こえましたが、何か有りましたか?」

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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