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雪と結姫

使用人たちは若いといっても、みな結姫よりは年上で、話を聞くと13 か4のとしにこのお屋敷にお世話になり始めたのだと言っていた


わたしたちは始めは母屋で、ちょうどゆきのように姫さまや奥さまのお付きをさせてもらってました」と


そこで半日はお付きとして、もう半日は手習いをさせてもらって、いつかは旦那さまや奥さまの紹介で結婚をしたり、もう少し位が上の屋敷に勤めたりするのだと言う


「そういった見習いのときはかよいですから、正式にお勤めとなるのは奥に部屋を貰ってからなんですよ」


そう言われて、結姫はゆきと顔を見合わせたものだ


ゆきは、まだ14かそこらだが、奉公に来たのは9だったか10だったか…


いわゆる口減らしのような形で、店にやってきたのだ


さすがに来るもの拒まずとはいかないが、結姫の家にはそういった子たちもいて、結姫も彼らと一緒に働いていた


算盤の得意だった結姫は、裏で帳面を付けたり、在庫の確認などをして、ゆきがそれを手伝うこともあった


今でこそゆきは、結姫と距離をたもっているが、気さくに話しかける結姫を慕って良く手伝いを申し出てくれていた

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