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結姫の家柄

里下がりの期間は、大体10日から長くて半月ほどある


結姫は後見人の家に下がって、そこにいつも父母が客を装ってこっそりと会いにきてくれる


そして、結姫の好みそうな布地や好きな菓子なども持ってきてくれる


結姫の家は、実は由緒ある貴族の家系というわけではない


本当はただの大店おおだなの娘で、貴族の称号は永らく宮と取引があるからと、陛下から賜ったものだ


けれど賜ったのが何代か前であることから、祖父も父も産まれたときから貴族だと誇らしそうにしていた


そしておそらく今、結姫の後見人となっている貴族から妃の話を聞いて、うちの娘をぜひ! と嘆願したのだろう


釣り合いのとれる家柄なのか、繋がっておいた方がいい家なのか、貴族は色々とややこしそうだから自分の入る隙もあったのだろう


結姫は宮入りの話を聞いたときには半信半疑だったが、勝手に納得をし、一生遊んで暮らせるならと宮に入ることにしたのだった


祖父や父は、もしかしたら殿下の妃にと思っていたのかもしれない


けれど結姫自体は4人も影武者がいるのだから、その中の誰かだろうと思っていたし、今でもそう思っている


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