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転生先は貞操観念逆転世界!?  作者: 晶洞 晶
第一章 中学入学編
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桐生レイナ

 私の名前は桐生レイナ。日本人とロシア人のハーフで今年14才の中学二年生。

 そして私を語る上で欠かせないのが、私は奏斗のお姉ちゃんだっていう事。

 奏斗は私の一つ下の弟で天使としか言いようがないくらいに可愛い。


 紫の眼と塗れ羽のような漆黒の黒髪に日本人にしては珍しい色白の肌。長い手足に八頭身の見事なスタイル。そして髪を伸ばせば女の子にもなれそうな美形。外見だけでもすっごい天使なんだけど私の奏斗はそれだけじゃないの。


 奏斗は本当に男とは思えないくらいに性格がいいの。姉の会で聞いた他の家は大体、家族のことは召使いとして扱ってくる上にもし口答えをしたり、直接触れたりするような事があれば直ぐに暴力を振るってくる、っていうのが普通みたいで最初は信じられなかったのよ。それでも成長するにつれて知識としては知っている気になっていたの。でも桜堂学園に通って完全に理解したわ。奏斗が国宝のような素晴らしい弟だったんだって。

 それまでうちの奏斗はいい子だっていう程度の認識だったんだけど、それからはもう神様が目の前にいるんじゃないか?なんてよく思うもの。


 例えば、奏斗は何もいってないのに家事を手伝ってくれるし、料理に至っては多分お母さんと私よりも上手いわ。

 それに、直接触れるどころか抱きついても許してくれるし、なんなら頭も撫でてくれる。しかも全然短気じゃなくて、いつも集中した表情で根気強く作業をやってるのよ。普通の男なら少しでも苦労しなきゃいけないような事は直ぐに投げ出すのに。(宿題、プラモ、などなど)


 さらにさらに、奏斗はすっごく頭がいいの。今私は高校の数IIを予習しているんだけど、奏斗も一緒にやっていて私がわからない所は奏斗が教えてくれるのよ。それに加えて運動もできるの。恐神流武術を学んでるから運動神経は抜群で大体のスポーツは上の中ぐらいの腕前なのよ。


 ここまででわかる通り、容姿、性格、能力の全部を兼ね備えた理想の男の人なのよ。


 だからこそ心配なのよ。奏斗が桜堂学園で泥棒猫、ううん狼たちに食べられちゃわないか。

 奏斗は小学校に一度も通わずに道場と家を行き来する生活だったから、本物の女を知らないのよ。

 そのせいでコロッと騙されたりしそうで今から不安でいっぱいだわ。……強姦の心配はない事を救いだと思えばいいのかしら……鋼鉄の自制心を持つ道場の方々には感謝しないとね。


 ともかく私は奏斗が食べられちゃう事が、取られちゃう事が嫌なのよ。

 だって私は奏斗に恋してるんだもの。

 私が奏斗への恋に気づいたのは小3の時だったわ。


 あの時の私はクラスのリーダー格の子に敵視されて嫌がらせを受けていたわ。

 でもそれはだんだんエスカレートしてイジメになった。

 そして私が公園で何人にも周りを取り囲まれて怒鳴られていた時、変装して散歩していた奏斗が通りかかったのよ。


『ねぇ何やってるの?お姉さんたち』

『これはね、悪い事をしちゃった子を反省させてるだけなんだよ。だからお嬢ちゃんはあっちにいっててくれるかな?』

『そこでイジメられてるのは、私のお姉ちゃんなんだけど。これは反省をさせている?意味わかんない。まずお姉ちゃんがこんな目に会わなきゃいけないような事するわけないし。それにこれは明らかなイジメ行為じゃん。さっさとお、私の視界から消えてくれない?そして二度と姉さんに近づくな。目障りなんだよ』

『なんで私があんたみたいなののいうこと聞くと思ったのよ!』


 リーダー格の女が奏斗にビンタしようとした時、ただやりとりを呆然としながら見ている事しか出来なかった私の体はどうやっても間に合う距離じゃなくて「あぶない!」って叫ぶ事しか出来なかったわ。だけど奏斗はその腕を引っ張り、足を払って転倒させそのまま関節を決めたの。


『い、痛い!離して。離して!』

『ああ、痛いだろう。苦しいだろう。でもさ姉さんはそれ以上に辛かったんだよ!それをお前はやっていたって事を自覚しろ!!そして後悔しろ!反省しろ!罪悪感を抱け!虐げた分だけ苦しめ!』


 そういった後奏斗は拘束を外してあいつらを追っ払ってくれて、

 そして


『一緒に帰ろう』


 って優しく笑いながら私を抱き起こしてくれたのよ。

 普段微笑しか見せない奏斗の笑顔に私は思わず見惚れてしまったわ。


 この時が私の恋心を自覚した瞬間。そして私の最初で最後の恋が始まった時だったのよ。


 条件付きだけど姉弟同士の結婚は法律で認められている。なら、兄弟ってことは私が諦める理由にはならない。

 私は絶対に奏斗の隣を譲らない。そう決めているのよ。


こんな姉さん欲しかった……!

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― 新着の感想 ―
[一言] 姉弟ともにアルビノを引く確立がヤバすぎ(´・ω・`)
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