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転生先は貞操観念逆転世界!?  作者: 晶洞 晶
第一章 中学入学編
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お姉ちゃん襲来

皆さんのレイナちゃんに対する熱烈なラブコールに応えて……久しぶりの登場です!


実は……ラブコールなんて物はなかった。みんなこのキャラ好きだから出してとか言ってくれていいんだよ?何なら言って欲しい。何故なら作者……しばらく向井ちゃんとレイナちゃんのこと書くの忘れてたから!日常回を挟めばもっと出せた筈なのに!

「すぅううう…はぁぁああああ……良い匂い」


 そう変態的な言葉を俺の部屋で吐いた人物は


「ねぇ奏斗。ここの空気缶詰めに入れて持って帰って良い?」


 我が姉上、桐生レイナである。何故ここに姉さんがいるのかは……1時間前にさかもどる。


 △▼△▼△


 ――プルルルルル

 ――ガチャ


「はいもしもし?」

「あ、奏斗?1時間後にそっち行くから隠したいものあったら隠しといてね」

「は?」

「奏斗が百人組手なんて言う命に関わる事したなんて聞いたから心配になったの」

「あ、うん。それは謝るから。だけどもう元気だし全然大丈夫だよ。だから来な」

「お母さんに言わないであげる」

「はい!準備しておきます!」


 △▼△▼△


 というやりとりがあったのだ。この世界でもやはり姉は強い。俺は今日その事を知った。だけど、それとこれとは別だ


「やだよ。俺の部屋のは富士山頂じゃない」

「あんな意味ないものと一緒にしちゃダメよ。奏斗の匂いには私にとって良い効果が沢山あるんだもの」


 ほう。俺の体臭にどんな効果があるって?20年後には子供に臭いって言われる事間違いなしの男の体臭だぞ?


「奏斗の匂いには、リラックス、集中力向上、新陳代謝の向上……」


 すげえな。俺の体臭。捨てたもんじゃねえわ。


「……そして理性を失うほどの催淫効果があるわ」

「ダメじゃねえか!?」


 いや、まじで。最後ので台無しだよ。その前に挙げられた全ての効果と相殺どころか、駆逐してったよ。


「そんな劇物手に入れて何に使うつもり?」(劇物=奏斗)


 姉さんには陥れたい奴でもいるのか?催淫効果で社会的に抹殺しようとしてるのか?それは流石に……待てよ。まさか姉さんまた虐められてるのか!?それを俺に言えなくて、自力で解決しようとしてるのか?そうだとしたら……俺は見逃すべきか。それとも俺がまた介入すべきか。どうしようか


「何って……まぁ夜に個人的に使うつもりよ」

「は?」

「だからナニに使うのよ」

「……………」


 こいつどうしてくれようか。俺が勝手に勘違いしただけとは言えこの落差は許せんぞ。イジメからのナニだぞ?……まぁとりあえず、体臭の持ち帰りはなしだな。(パワーワード)


「持ち帰りは許可しない。もししたら姉さんの事嫌いになるから」

「私絶対しないわ!」

「よし」


 まぁ、これで大丈夫だろう。姉さんはちょっとブラコンの気があるからな。ここまで言えばやらないだr「じゃあ代わりに枕ちょうだい」……さっきよりも酷くなってるじゃねぇか!!!


「ないから無理」

「……?本当だ…ない。何で?」

「?美琴が欲しいって言うからあげた」

「は、あ゛!?」


 うお!?そんな可愛い体どっからドスの効いた声が出たんだ?


「ねぇ。さっき奏斗も言ってた劇物の更に上の物をあの小娘にあげたの?」

「あ、いや、その……はい」

「何で?」

「欲しいって言われたので」

「へー奏斗は女の子に欲しいって言われたら何でもあげちゃうんだー。へー」


 や、やばい。圧が、圧がやばいよ。


「じゃあお姉ちゃんのお願いも聞いてくれるよね?」


 まずい。これは断らないと絶対にヤバいやつだ。カナトーズ本能がそう叫んでる。


「い、いやそれはちが」

「ナニ?お姉ちゃんは女じゃないって言うの?」

「何なりと仰ください」


 女じゃないって言えるわけねえだろぉ!!


「じゃ、今日一緒に寝ましょ」


 ………イッショニネル?


「ごめん姉さん。もう一回言って」

「添い寝してあげる」

「……………」


 ふぅぅぅぅううううう。落ち着け俺よ。大丈夫だ。中学生になって一緒に寝るのはそこまで……いや、かなりおかしいがまだ最後のラインは超えてない。うん。大丈夫。大丈夫。姉さんが思春期でたまたま弟が恋しくなっただけだ。きっとそうだ。


「もしかしたら間違いが起きるかもね?」


 ――ガタッ!

 ――ガシィ!!


「姉さん離してくれ。俺はまだそこまで堕ちてない」


 俺にとって姉さんは娘みたいなもんだ。俺が赤ん坊だったとはいえ、姉さんが1歳の時からの成長を母さんの次に近くで見てきた人間なんだ。というわけで、俺は姉さんに対して恋愛感情を抱けない。だからここは心を鬼にして


「……奏斗はお姉ちゃんの事嫌い?」

「嫌いじゃないです」


 速攻で絆されたぁ!!何やってんのおれぇ!!!……いや、仕方ないんだ。俺の弱点である上目遣いにプラスで娘(心の中)の「私のこと嫌い?」をやられたら、勝てるわけがないんだ!


「じゃあ良い?」


 クッ……仕方ない


「寝るだけなら」

「約束するわ!」


 その瞬間、姉さんが浮かべた輝かんばかりの笑顔を見て「まぁいいか」と思わず苦笑してしまう俺がいた。

レイナが娘なら奈々美は……?


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― 新着の感想 ―
[良い点] お、お姉ちゃん!ナイスだ! いいぞ!もっとやれ! 間違いが、起こっても仕方ないと思うぞ!
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