世界設定
最新話まで見ていない場合ネタバレになります
男女比1:100の世界。
【原因】
時は戻り1960年。第二次世界大戦が収束した後世界は冷戦に突入していた。
各国が核ミサイルを持つ中、それを発射したバカがおり、それによって核戦争が勃発。その結果北半球どころか全世界が被爆し、人類は滅亡するものと思われた。ちなみになぜそんなことをしたのかは記録に残っていないが、ロクな理由ではないだろう。
しかし、そこに天才科学者と天才生物学者が現れ天才科学者は、汚染された土地を短期間で除染する方法を発明。天才生物学者は、被爆した人の治療法を確立した。
これにより世界は滅びず、人類は絶滅することも無くなった。そして国は講和条約を結び復興に励んだ。こうして世界に日常が戻りました……とはならなかった。
異変が最初に発見されたのは比較的被害の少なかった仁保无国の千葉のとある病院が報告した統計からだった。
それは新たに生まれた新生児の男女比が1:2だったという報告書であり、当初それは偶然だろうと笑い飛ばされたが、次々に同じ様な報告書が提出されるとさすがに国も焦って調査を行った。
その結果、おそらく放射線のせいで男性の出生率が下がっているということが判明。同様の事象が世界各地で報告された。そして、この問題に対する解決策は見つかることなく100年の月日が経ち2060年の今。
戦争の傷跡は見る影も無くなった世界の男女比は1:100にまで広がっていた。
『小学校』
主人公である奏斗は通っていないが義務として本来通わなければならない。
共学しか存在しない。
男子校女子校ができるのは中学から
【桜堂学園】
奏斗が通っている学校。
国立の中高大一貫の共学校であり、名実共に国内トップを誇る学校である。そして、この学校の最大の特徴は男子生徒の多さにある。各クラス40人の女子に対して三人の男子が在籍しており、男女比1:100の現代において男女比1:13というのは夢の様な環境であると言える。この様な事が実現可能なのは桜堂学園が政府肝入りの学校であるから。また、この環境を求め毎年全国から受験者が現れるため倍率は中高大すべてでとんでもないものとなる。
生徒会が各学年から5人選出される。
成績順で、クラスが1組からまれる。
普通科20人、スポーツ科10人、芸術科10人、男性科3人のクラス編成。ただし、奏斗のクラスは男性科1人
男性用に住宅街を寮として確保している。
【怜央学院】
私立の中高大一貫の男子校であり、男子であれば平均の学力または、運動能力さえ持っていれば入学可能な超マンモス校である。そのセキュリティの高さや設備の良さ、難易度の低さ求めて毎年全国から受験者が詰め掛ける。なお、殆どの生徒は義務教育である中学、高校しか通わない為大学は小規模となっている。
【薊大学附属中学校】
この世界において珍しい女子校。桜堂に次ぐ人気校。男子生徒との出会いはないが、確実に将来エリートになることができるということで桜堂と併願で受ける子が多い。また、極右に属する生徒が入学を希望することが多い。
【男性護衛委員会】
略称MEC。男性護衛官が所属する。男性の身辺警護を行うが総理など要人の警護を受け持つ事も。
【男性奉仕委員会】
男性奉仕官が所属する。奉仕といっても実際にするわけではなく、基本わがままな男性の監視役として付いている。例えば反社と関わらないように誘導するなど
【男性省】
精子バンクなどの男性に関する事を処理する機関。
【五家】
『虎白院』『青龍院』『黒武院』『赤凰院』『麟黄院』の五つの財閥を差す。