ラストパート
「鬼との戦いで得られた結果はどうするんだ?」
「相当がんばりましたし今後犯罪対策に役立てます。」
「金属よりも硬い外骨格身につけた犯人が出てくるかもしれんからな!」
「いやぁでないっすねー。」
弘樹と本部長が笑いながら話していた。
特別捜査本部はやっと解散となった。みんなしばらく鬼の事件は見たくないと言って部屋を出ていった。
「とぁーっ!だぁーっ!」
魔法使いになるのに備えて格闘技の稽古を雄介はしていた。
「雄介ー。魔法使いになるのはいいけどご飯に人参残すのやめて。」
「魔法に人参はいらないのさ!」
「あほ。黙って食べんか。」
「えー。」
「えーじゃない。来年単身赴任からパパ帰ってくるかもしれないのにー?」
「え、食べる。」
分かり易いやつ。恵は内心に笑った。
暁美の実家近くのおばあちゃんにはさつまいもについてのお礼の手紙が届いた。
「もうしばらくしたらそちらへもどります。ちょっと遊ぶ相手ができましたので。遊びがおわってから帰ります。さつまいもありがとうございました。」
おばあちゃんは笑顔で手紙を閉じた。
「なんでそんなにポップコーン買ってるのよ。アトラクション乗ったらこぼれるだろうが。」
「ああっ!そうか!」
「もう遅いわ。列が終わるまでに食べちゃいましょう。」
「カロリーがー。」
「じゃあこぼれてもいいのー?」
「いやじゃー。」
二人は大笑いしながら列に並んだ。
「ミント。君も食べなー。」
「優雅なティータイムがー。」
「じゃあいいわ、2人で食べちゃう。」
「食べさせてー。」
「どっちなんだよ。」
そこには桜と魔法少女になる能力がなくなった暁美とミントがいた。
「来週からまた仕事だわ。」
「人間の起こした事件担当ですね。」
「そうそう。これからも大変だね。」
でも、桜さん。大丈夫だよ。私達はひとりじゃないから。
暁美は心の中でそう言って桜と一緒にアトラクションに乗り、ずっとずっと笑いあっていた。




