1パート
地下シェルターにボロボロになったミントが姿を現した。恵が抱っこした。
「ミント!無事だったのか!」
「みんな、手を貸して。今、魔法少女ヒカリは本当にまずい。でも、みんなが力を貸せばきっとなんとかなる。」
「どうすればいいの?」
「魔法少女の世界では、希望と光と魔法は全く同じものなんだ。だからみんなが最後まで希望を捨てず勝利を信じればそれが希望の光になって魔法少女ヒカリは力を取り戻すんだ。」
雄介は桜から預かった画用紙のステッキを見た。そうか。もしかしたら。
「応援が力になったんだ!最後まで希望を持ち続ければそれがみんなの光になってくれるんだ。」
「馬鹿馬鹿しい。こんな時に。」
どこかから冷めた声が聞こえた。絶望している中そんなよくわからない根拠のない希望を持つなんて無理な話だ。
恵は雄介に聞いた。
「私、女の子っていうような年齢じゃないよ。そんな私でも希望の光を魔法にできるかな。」
「もちろんだよ!」
そんな中、心の闇の中で暁美は立っていた。
「ここは……そうかあいつの召喚獣の体内か。」
目の前にたくさんの画面が現れた。一生懸命戦う桜達、仲間達の姿だった。
「諦めるな!最後の最後まで戦うんだ!」
「暁美、しっかりしろ一緒にディズニーランド行くんだろ!」
「科捜研の技術はここまで来たんだ。だから暁美さんも進化する時なんだ。」
みんな必死に戦っていた。
「みんな……私がいなくても……諦めないんだ。」
とても心強かった。私も負けてなんかいられないと強く思った。しかし、身動きは取れなかった。
「ほんと、暁美は恵まれてるよねー。」
見慣れない女の子達2人が目の前に現れた。しかし、その数珠は。
「魔法少女ヒカリの先輩ですね。」
「あたり。私は初代魔法少女ヒカリのヒカリだよ。」
「私は2代目……というかあなたにはひいひいおばあちゃんって言ったほうがわかりやすいかもね。」
「そうだったんですか。」
「まさか般若のやつ、完全体になっちゃうとは。」
「でも仲間がたくさん。羨ましい!さみしくなかったでしょ。」
「はい。それはもちろん。」
「いいなぁー。あ、そうだ。封印じゃなくてやっつけようよ。般若を。わずかながら手を貸すからさ。」
「それはいいですが、私身動き取れませんよ。」
「あなた、私たちが伝えたかった事を知る事ができれば動けるようになるよ。それをあなた自身に見つけてほしくて初めて変身しようとしたとき変身呪文を教えたの。じゃまたね。」
伝えたい事、なんだろうか。
「希望を持ち続ければきっとあいつをやっつけられるんだ!」
「今はその時じゃないよ。」
どこからか聞こえた声に恵は返した。
「じゃあ何をする時なんですか。ずっと絶望していればいいとでも?こんな子供がまだ希望を捨てていないのに、何もせず絶望だけで終わっていいはずがない!」
みんなが顔をあげ始めた。
「最後まで希望を持ち続ければ魔法少女ヒカリはきっと力を取り戻す!」
「私も応援する!」
瑠々がなんと車椅子から立ち上がっていった。
「雄介くんの言う通りだよ。希望はきっと光になる。」
「俺もその話を読んだ!あれは嘘の記事じゃなかった!」
「私も魔法をあげたい!」
「魔法少女、がんばれ!」
「勝利を信じてる!」
「暁美お姉さん、魔法少女ヒカリ。もう一度みんなの力を受け取って、魔法少女ヒカリ!」
まるでそれに答えるかのように画用紙のステッキが大きく光り輝いた。そして立ち上がったたくさんの人々が光に包まれた。
「ヒカリ、魔法少女ヒカリ。人の希望はヒカリになれる。」
恵も光に包まれた。




