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第五節 逆転の勝機

帝釈と冥魔導神が戦っている間不動丸と阿修羅丸も滅天童子と戦っていたのである。


「二人がかりでもたおせないとかどんだけだよ。」


「お二人ともつよいですね。さすが超神化をとげただけのことはあります。」


阿修羅丸と不動丸は早く滅天童子を倒して帝釈たちのところへと急ぎたがっていた。


「滅天童子これでどうだ!」


「あさい攻撃ですね。力とはこういう風につかうのですよ!」


阿修羅丸の体に滅天童子の攻撃があたったのである。


「ぐわぁ!」


「大丈夫か阿修羅丸!」


「次はあなたですよ不動丸!」


滅天童子の攻撃が不動丸を襲うのであった。しかし不動丸は超神化の力を極限まで開放した。


「ちょうしこいてんじゃねえぞ滅天童子!」


「なに!?」


炎につつまれた不動丸の攻撃が滅天童子にあたり滅天童子は岩に勢いよく吹き飛ばされたのである。


「大丈夫か阿修羅丸!」


「ああ大丈夫だ傷は浅いみたいだからな。」


「あいつを倒すには法力を全集中させる必要があるみたいだな。」


「力の出し惜しみなしってことか。冥魔導神との闘いにはとっておきたかったけど。」


「よくもこの私に傷をつけましたね。力を隠していたということですか。」


不動丸たちが本気になっていなかったことに腹を立てた滅天童子であった。


「いくぞ不動丸!俺の攻撃に合わせろ!」


「おうよ!」


阿修羅丸と不動丸は滅天童子に攻撃をあてたのである。


「そんなばかなこの私が!浄化されるだと!?ばかな!」


「これが俺たちの全力だ受け取りやがれ滅天童子!!」


「後悔するならあの世でやりなぁ!」


滅天童子は二人の攻撃をうけ光となってきえたのである。


「ふう。なんとか倒したな阿修羅丸。」


「でもよ。超神化の力もそこをつきそうになってるぜ。」


「でもよ早く帝釈たちのところにいかないとあいつらだけじゃぁ冥魔導神にかてないかもしれないからな。」


阿修羅丸と不動丸はすわっていた腰をあげ、いそいで帝釈たちのところへと急いだのである。


そのころ天女と弥勒御前は複数の魔物に囲まれていた。


「さすが冥魔導神の本陣じゃ。魔物の力も半端でわない。」


「いくら浄化してもきりがないね。みろくちゃん。」


天女たちの超神化の力がつきそうなところへ不動丸と阿修羅丸が現れた。


「うおりゃ!」


阿修羅丸と不動丸の攻撃で天女たちのまわりにいた魔物たちは数十匹が光となって消えた。


「大丈夫か!?」


「うんなんとか大丈夫でも力がでなくなってきてるからあぶないところだったよ。」


「ところで帝釈はどこへ行ったんだ?」


「帝釈なら冥魔導神のところへ向かったのじゃぁ」


「おいおい冥魔導神相手に一騎打ちかよ!早く急ぐぞ!」


天女たちはいそいで冥魔導神のいるところへ向かったのである。天女たちがついたころには帝釈と冥魔導神のすさまじい戦闘の傷跡を目にするのであった。


「なんだよこれすげえことになってるじゃねえか。」


「たっちゃん大丈夫だよね?」


その戦闘の傷跡から不安がよぎっていたのである。そこへ天女たちの目の前に二つの光がぶつかり合っていたのがみえたのである。


その光へといそいでむかった天女たちであった。


「たっちゃん!」


一つの光が地面へと激突したのである。それは帝釈であった。


「たっちゃん!ひどい怪我今なおしてあげるからね!」


「天女・・・無事だったんだな。」


帝釈は天女たちをみてほっとしていたのである。


「ほほうみなさん勢ぞろいですか。どうやら滅天童子はたおされたみたいですね。」


「おうよ!軽くひねりつぶしてやったぜ!」


「さぁどうするよ冥魔導神!あとがないぜ!?」


「そうですね。超神化をしたみなさんですからね全力なら私も負けるかもしれません。しかし今のあなたたちでは私を倒すことはできませんよ。なぜなら超神化の力を使いすぎているのですから。」


「っちばればれじゃねえか。だけどこれだけの頭数いるんだおまえだってただではすまないだろうぜ?」


そこへ傷のいえた帝釈が歩いてきた。


「冥魔導神!阿修羅丸の言う通りだ!お前も俺との闘いで全力をだしていたはずだ!力もそうのこっていないだろう!直接たたかった俺がいうんだ間違えない!」


「きずいていましたか。でも私にも切り札がありますからね。それを使うまでです!」


帝釈たちは冥魔導神をおいこんでいることを確信していた。しかし、冥魔導神のいう切り札とはいったいなんなのか帝釈たちもしるよしもなかった。

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