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ワンルームマスター   作者: みかんちゃん
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第一話 突如変わった生きる世界

 俺こと藤宮悠斗(ふじみやゆうと)は、今この状況にただ戸惑いを隠せずにいた。


 先程までいた学校から一変して、西洋の城内へと景色を変えていた。 横を見ると、見覚えのある3人の顔もまた困惑めいた顔をしているので、俺も同じような顔をしているのだろうと思うと少し冷静さを取り戻す事が出来た。


 周囲をよく見ると、ゲームに出てくるような神官の格好をした者、槍を持ち鎧を着ている者、貴族のような格好をしている者、そして玉座に座っている王と姫の姿があった。


 「やった! 召喚に成功したぞ!」


 周囲の者達が喜ぶのに反して、自分を含めた4人は誰一人反応を見せないでいた。

 そんな中、白いドレスを来たブロンズ長い髪に青い瞳を持つ姫がこちらを気遣うように話しかけてきた。


 「皆さん、突如お呼びしてしまって大変申し訳ありません。 ですが、もうこうするしか我々が助かるには方法がなく…… 皆さんの待遇はよくさせていただきますのでどうか私達に力をお貸しいただけないでしょうか?」


 「ち、力を貸すってどういう事ですか?」


 そう先頭切って、口にしたのはクラスメイトの倉崎守(くらさきまもる)であった。 彼は高身長、イケメン、優しい、頭いいと高校で必要とするステータスを超越した、そう学校のアイドルだ。


 彼の問いかけに横にいる2人の女性も頷く。


 1人は真田由美(さなだゆみ)で黒髪のロングヘアーで日本人形のような子で、性格も見たまんま大人しい子で、もう1人は間宮菘(まみやすずな)と言い、この子は好奇心旺盛で色んな人とよく話す子なのだが、何故だか俺とは1度も話をした事がない。

 

 因みに彼に話しかけられ、姫が一瞬ぽぅっとなったのを俺は見逃さない。

 やはりイケメンはどの世界でも共通なのだろうか。


 「そ、そうですよね。 いきなり力を貸してと言われても何の事やらですよね」

 「では、わしの方から話を進めよう」


 そういうと、国王が説明をし始める。

 この世界は【クライティア】と言い、大きく3つの種族で国が分かれている。 


 人族、エルフを主とした種族が住む国【ブース】。

 獣人、ドワーフを主とした種族が住む国【ガルフレイ】。

 そして魔人、鬼が住む国【デーモ】。


 現在、ブースとデーモは硬直状態ではあるが、いつ戦争で敗れるやも分からない。 そんな状況であるため、こうして4人を呼び出し力を借りようと思ったのだという。


 俺はその話を聞き、足元を見ると、巨大な魔法陣が描かれている事に気付き、ここから俺達は呼び出されたのかと納得していると王は話を進める。


 「して、おぬし達4人の名と、ユニークスキルを教えてはくれまいか? 『ステータス』と念じれば見れるはずじゃ」


 俺はステータスと心の中で念じてみる事にした。


 ユウト・フジミヤ Lv1

 HP  1 / 1

 MP  50 / 50

 攻撃力 1

 防御力 1

 素早さ 1

 技術力 1

 魔法力 1

 運  1


 スキル

 ワンルーム(恩恵)


 (なんじゃこりゃあ! めっちゃ低いやないかい!)

 

 



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