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パーバート

あらすじ

周りからは変態と言われている俺が玄関を開けると目の前には爆乳な露出が多い少女がいた。話を聞いて見ると彼女は別の惑星から来たらしい。そこの習慣で将来の旦那を占うと俺が映ったみたいだ。だが、彼女の話を聞く気がない俺は逃げようとした。すると、彼女はこう言った。


「何でも願い事を一つ叶えてあげます」


彼女の言葉を聞いた俺の脳にビビと電流が発したかのような脳の回転がした。


「ラッキースケベをください!」


これは周りから変態と呼ばれている俺が色んな人相手にラッキースケベを発動する話だ


──────────────────────


今回のジャンルは一応はエロコメディのつもりです

 どうも。ただの変態と周りから呼ばれている河野龍也(こうの たつや)と言います。変態とは認めてないけどな。


「俺は一体誰に自己紹介してるんだ?」

「わたしですよね?」

「…………」


 さて、学校に行こうと意気込んでから玄関の扉を開けると桃色の短い髪をどういうわけか後ろの方をちょこっとだけ結んでいる水色の瞳の巨乳……いや、爆乳美少女がいた。ちなみにかなり露出している。


 どうしようか? あのおっぱいスゴい揉みたい。いや、揉みしだき変形させたい。てかっ、誰?


「あの……どちら様?」

「わたしはこの地球という惑星とは別の惑星から来たベルン・アルストロイア・ミス・シンコーサル・ロクモチと言います」

「長すぎ。だから、ベロで」

「べ、ベロ!? いや、でもその方がいいですね。短いし呼び慣れているから」

「なら、そのベロさんは俺に何の用があるんだ?」

「将来の旦那様に挨拶です」

「そうか。なら人違い。さようなら」


 関わってはいけない気がしたので俺はベロから距離を取る。


「ちょっと待ってくださいよ!」


 彼女に手を引かれて俺の腕が彼女のたゆんたゆん過ぎるおっぱいの谷間に埋まる。


「やったね! もう、やり残したことはないよ! さようなら!」


 相変わらず俺は逃げようとする。でも、身動きが取れない。


 遅刻はしたくないのによ。どうすればいいんだ?


「なら、あなたの願いを何でも一つ叶えますので話を聞いてください!」


 今のベロの言葉に俺はどんな人間でもビックリするほど早く頭が回転した。


「今、何でもっていったよな?」

「はい。例えわたしを襲わせてくれでもいいですよ」

「そうか。なら……」


 いじらしいほど間を空けてから答えることにする。


「……ラッキースケベを俺にください! お願いします!」

「わかりました。……はい。ラッキースケベを授けました」

「君が目を閉じただけで何も変わってないと思うけど」

「まぁ、それはお楽しみということで」

「これでもし授けてもらえてなかったら、本当に君を襲うから」

「わたしとしては本望です」

「まぁいい。学校に向かいながらだけど話を聞くよ」

「ありがとうございます」


 まぁ、曲を聴く以外の暇潰しになるだろうし、もしラッキースケベを手に入れていたら一石二鳥だな。


「わたしは一不可思議光年先のある惑星から来ました」

「いや、待って。初っ端からツッコミどころ満載なんだけど」

「はい? 何か不思議なことでも?」

「そもそも銀河ってそんなに続いているのか?」

「はい。それはもう無限に広がっています」

「いや、どうして君みたいな一人の少女が知っている?」

「恥ずかしながらわたしはこれでもアルストロイアという一不可思議光年も離れている惑星の皇女を勤めさせていただいていますから」

「んー。またツッコミどころが増えたな。とりあえず、どうやってここに来てどうして俺の元に来たのか教えて欲しいな」

「わかりました。なら、説明させていただきます」


 そう言って彼女は説明を始めた。


「わたしたちの惑星だと十七歳になった時に女性は運命の相手を占います。占いをするために使っている水結晶(クリスタル)という石を使います。ちなみにクリスタルはわたしたちの惑星だと少し地面を掘るだけでもたくさん出て来ます」


 クリスタルがたくさん出てくるとか大喜びだろうな。それにクリスタルはこちらの惑星でも占いとして使われているしな。まぁ、向こうの惑星だとクリスタルは魔力とかその辺りの不思議な力が溜まっているんだろうな。


「わたしたちの惑星だとそのクリスタルに映った人は絶対に運命の相手なので必ず結婚しないといけません。ちなみに向こうの惑星だと一夫多妻が一般的なので例えその相手が他の女性と付き合っても法的には大丈夫です」


 何だそれ。羨ましい。


「普通ならクリスタルにはその惑星の人物しか映りません。あの惑星はこの地球という小さな惑星と比べたら一万倍も大きいですから」

「いや、普通にそれは広すぎだろ! せめて二倍とかだろ。本当に一万倍もあるなら1億2742万kmだぞ」

「計算速いですね」

「昔、暇潰しで地球の大きさにいろんな数字をかけて遊んでいたからな。てかっ、俺のことはどうでもいい」

「ちなみにわたしが言ったことに嘘偽りはありませんのでご容赦ください」


 彼女の目は真面目だったので嘘偽りがないことはわかった。でも、まだ信じられない。


 俺のことは無視で「話を続けますね」と彼女は言い説明を続ける。


「ですが、わたしの場合はそこにあなたが映ったのですよ。河野龍也さん」

「俺の名前を知っているってことはマジっぽいな」

「そりゃあマジですから当たり前でしょ」

「まぁ、そうだよな」

「そこでわたしは皇女という立場があるので転移系の術に強い術者がいましたのでここに転移させていただきました。これがわたしがここにいる理由と方法です」

「まさか黒髪黒目の全くの特徴がないただの人間だとは思わなかっただろ?」

「いえ、特徴はちゃんとあるじゃないですか?」

「どこに?」

「変態という特徴が」

「周りからはそう言われているけど俺は認めてないぞ。男なら皆、俺くらいはある。変態というのは性に対して過剰なくらい反応して下ネタなどを公衆の面前で平気でいう奴のことだぞ。俺は公衆の面前で下ネタ言うには抵抗があるし性に対して過剰な反応などもしないしな」

「そうでしたね。すみません。あっ、それと突然ですがわたしはあなたと同じ学校に通いますから」

「はっ?」


 今、ベロは何て言った? 俺と同じ学校に通うって聞こえたけど。だというのに服装はこの露出が多い服装なのか? いくらうちは超が付くほどのミニスカートとはいえ、ここまで露出はしてないぞ? 足を見ればみんなしてタイツを履いてるしな。まぁ、男子は普通のブレザーなんだけどな。改造してかなり短いブレザーになっている人もたまにいるけどな。俺は至って普通だ。


「ちなみに今のわたしは周りからもこの服装で見えてますがあなたが制服にしろと言うならすぐにでもできますけど。どうします?」

「すぐに制服にしてくれ。電車に乗るんだしな」

「かしこまりました」


 彼女が返事を返すとくるりと一回転する。それだけなのに彼女の服装は白が基調で胸ポケットにだけ何かの草をモチーフにした学校の校章が付いていて、中からも白いワイシャツが見え隠れしている。ちなみに彼女の首元には彼女の瞳と同じ水色のリボンが付いている。そして、下は改造もしていないかなり短い灰色のミニスカートだ。彼女は何を血迷ったのかタイツではなく黒いニーハイだ。そのせいで細すぎず太すぎなくて適度な肉が付いている美脚が見えた。


 間違いなくうちの制服だ。かく言う俺も彼女とよく似た色合いの制服を着ている。違うと言えばネクタイが紺色なだけだ。それ以外はブレザーもズボンも校章も同じ色だ。


「マジでどういう仕組みだよ」

「気になりますか?」

「気になるっちゃ気になるけど今はそれ以上に時間が気になる。…………げっ! マジで遅刻しそうだ! 悪いけど走るぞ!」

「はい!」


 俺たちは駅に向けて駆ける。でも、隣が気になりすぎて仕方がない。なぜなら、彼女は制服の超ミニスカートを履いているので普通にパンツが見える。彼女は清楚な真っ白だった。ここは純白といってもいい。


 だというのに彼女は全く周りの視線を気にしていない。かくいう周りも彼女のことを全く気にしていない。


「実はわたしも術を使えるので周りからしたらパンツがブルマに見えます!」

「なら、どうして俺にはパンツに見えるんだ?」

「未来の旦那さんには全てを見せないといけませんからね!」

「そうかよ! 俺は旦那になるなんて一言も言ってないんだけどな!」

「そんな!」

「あっ、そういえば俺はタッチだけで改札を通れるけどベロはどうするんだ?」

「さすがにわたしもタッチだけで改札を通れますよ!」

「なら、よかった!」


 俺たちは駅に入ると速度を落とさずにタッチをして改札を通る。ちなみにここの改札は反応がいいので走っていても問題はない。電子掲示板を走りながら見て、目的のホームに入るとちょうど電車が出発する時間帯になっていたが、幸いなことにまだ扉は閉まっていない。


 これに乗れないと確実に遅刻なので慌てて二人で入る。要するに駆け込み乗車だ。普段は駆け込み乗車はしない。そもそも駆け込み乗車は危険なのでダメだ。でも、今回は仕方ないよな。


 電車の中に入ると手に柔らかい感触があった。驚き手元を見ると同じ学校の女子のおっぱいを鷲掴みにしていた。


 やったぜ!


 おっぱいを鷲掴みにできたことには喜びで舞い上がったが、それだけではなく発車の揺れでバランスを崩して壁ドンならぬ扉ドンをする羽目になったのでさすがにそれは気が引けた。


 謝罪するために手を離して慌てて相手の顔を見ると知り合いだった。彼女の髪も瞳も俺と変わらない黒色だ。さらに俺と同じで目がつり上がっている。でも、彼女の方は多少だ。まぁ、俺もかなりつり上がっているというわけではない。彼女よりはつり上がっているが、目つきが悪いと言われるほどではない。


 彼女の名前は佐津間楓(さつま かえで)。俺が密かに想いを寄せている幼馴染だ。ちなみにおっぱいは普通サイズだ。


「ごめん」

「いいよ。気にしないで。事故なんだしさ。でも、僕に欲情してくれるのは龍也だけだからもっと欲情してくれてもいいんだよ」

「その言い方は誤解しか招かない気がするんだけどな」

「まぁ、龍也は変態だし誰にでも欲情しているね」

「人の話を聞いてる? それと誰にでも欲情するとか俺は動物か何かか?」

「人間も動物と同じ生物だよ。だから、人間も動物と変わらない。僕はそう考えているよ」

「まぁ、それに関しては俺も同感だけどな」

「そう。ありがとう。そんなことよりもね。ずっとこちらを見ているそこの可愛らしい爆乳のお嬢さんは誰? うちの制服を着ているようだけど」


 なんて説明しようか。あっ、別に楓と家が近いわけではないしこのありきたりな言い訳でいっか。


「昨日、隣に引っ越してきた人。一緒に行ってくれって本人から頼まれた」

「初めまして。わたしは……辺川呂猫(べかわ ろね)と言います。よろしくお願いします」

「よろしくね。辺川さん」

「気軽にベロと呼んでください」

「ベロ? あぁーベロね。わかったよ。なら改めてよろしく。ベロ」

「はい。こちらこそよろしくお願いします。楓さん」


 どうやら二人は仲良くできそうだ。それに楓の大雑把な性格もあって楓の名前を知っていることと自分の名前を言う前に少し止まったことは気にしていないようだ。そもそも気づいていない。


 ちなみにいつの間にか、かなり進んでいたらしく満員だった電車内が少しはマシになったし、次の駅で俺たちが降りる。二人が仲良く話しているので少し二人から距離を取る。そのあとは何もなかったので普通に電車を降りて学校に向かった。


 学校に着くと早速オラオラ系の連中と遭遇してしまった。


 こいつらは面倒臭いからあんまり関わりたくないんだけどな。


「おはようございます! 兄貴!」


 オラオラ系の中の一人が俺を見つけた瞬間に騒がしいほどの大きな声で挨拶をしてきた。すると、他のオラオラ系の連中もこちらに向き同じように挨拶してきた。なぜ、こいつらがこんな態度を取っているのかは俺にはわからないが、一つだけ予想がつく。


 数ヶ月前に近道だからって路地裏を通って帰っているとヤクザみたいな連中にこの学校のオラオラ系の連中が絡まれていた。相手は本当に大人だったのでオラオラ系の連中はビクビクとしていた。でも、見事に通り道でそんなことをしていたので俺は素通りしようとすると、ヤクザみたいな連中が俺に因縁をつけていた。


 話を聞いていなかったからどんな風につけてきたかは覚えていない。でも、俺は邪魔なのでヤクザみたいな連中を一人ずつ潰した。別に殺したわけではなく気絶させたのだ。


 かなりの暇人の俺はよく武道や筋トレをしていたら、こういうことができるようになっていったのだ。だが、別にムキムキというわけではなく細マッチョだった。毎日していたらムキムキになっていただろうが、俺の場合は気が向いた時にしかしていないので細マッチョで留まったのだ。


 まぁ、それはさておき多分、数ヶ月前助けてからオラオラ系の連中は俺にペコペコ系になったのだ。


 時間を見るとまだ余裕があったので荷物を教室に置いてから適当に校舎内をぶらぶらと歩いていた。すると、廊下ですれ違った金髪で赤い瞳のかなりの目つきが悪い女子に絡まれた。スカートは改造していたスケバンみたいになっている。ちなみにおっぱいは胸囲で制服が浮かび上がりヘソが見えるほど大きい。つまり普通に大きい。


 彼女はどうやら俺にペコペコ系になっているオラオラ系の連中が気に食わないため喧嘩を吹っかけてくるというよくある系だ。今までも何度か彼女みたいな連中に絡まれた。そして、返り討ちにした。自分で言うのもなんだが、俺にはそれほどの力があるし、誰にもバレないほどのテクニックもある。


 二度と絡まれないようにここで叩きのめすことにした。彼女は背中から取り出した竹刀を俺に打ち込んでくる。


 待て待て待て! 武器とかありかよ! しかも、リーチが圧倒的にあっちの方が長いしよ!


 ギリギリのところで避ける。一度避けるとさほど速度がないことがわかったのであとは簡単にいなせた。


 さて、時間の無駄だしもう終わらせるか。


「やああああああああああああああああ!!」


 なんだかんだで彼女の声を初めて聞いた。随分と可愛らしい声だった。吠えながらジャンプして振り下ろした竹刀を片手で受け止めて、引っ張り奪ってから俺の背後に放り投げる。


 引っ張るのが強すぎたせいか彼女は勢いが止まらなくて俺の方へとバランスを崩して倒れてくる。相手が避けれるかもしれないと思い中腰になる。でも、意味がなかった。


 彼女はそのまま俺の方へと倒れてきた。そして、二人した転んだ。


「いててて」


 妙に視界が真っ暗で暖かった。ちなみに左手と右手もだ。


 とりあえず見回してみるか。


 俺は首を動かすと目の前に大きな双丘があった。ちなみにその大きな双丘の片方に俺の右手はある。とりあえず開いたら閉じたりしてみるともみもみと揉んでいた。右手と顔の居場所は理解した。


 ここは制服の中! やったぜ! 片方はおっぱいにそして、乳首は目の前にあるぜ! それにしてもブラを着けていないだな。よし、ここは少し舌で転がしてから甘噛みしよう。


 考えついたことを即実行に移した。


「あっ……あぁん!」


 頭上から嬌声が聞こえてきた。


 ヤッてるわけじゃないのに背徳感ハンパねぇ。そういえば左手はどこにあるんだ?


 とりあえず左手を動かしてみる。すると、どういうわけか少し湿っている部分を発見した。そこからさらに少し上に行くと毛の中に入った。ちなみに毛の部分はチリチリとしている。それだけでどこにあるか理解できたが、疑問に感じた。


 俺の左手がパンツの中にあるのはわかった。でも、どうして圧迫感がないんだ?


 彼女の服の中で首を傾げるとすぐにあり得ない考えが浮かんだ。でも、そのあり得ない考えを頭の片隅に置いていると全てが納得いく。


 もしかして、こいつはパンツを履いていないのか?


 確認のためにさらに手を動かし彼女の腰を抱くようにし、すぐに下にスライドしてお尻を触る。


 やっぱり、こいつは履いてねぇな。


 ラッキースケベに満足してから俺は彼女の服の外へ出た。おかげで妙に涼しさを感じた。俺は湿ってる左手を嗅ぐとほんのりと臭かった。


「ごめん。狙ったわけではないんだ。状況が理解できなくて色々と確認させてもらった。そのせいで君の体を弄んだみたいなことになったことも素直に謝罪するよ。本当にごめん」


 殺されることを覚悟で彼女に告げる。しかし、いつまで経っても反応がなかったので彼女の方を見ると顔を真っ赤にして泣いていた。


「ヒック。汚された。清らかに保っていた体と貞操がこんな男に汚された。ヒック」


 当たり前だが彼女は俺を責める。そんな彼女に俺は何も言えない。


「ヒック。わかっているよ。全てアタシが悪いことくらい。ごめんなさい。あの人に会ってから汚れようと思った体がもう、他の男の手垢がついた」


 なんか、とてつもなく申し訳ない。


「ううう。うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


 彼女は泣き叫んだ。


 完全に俺が悪いことくらいわかっているが泣き叫んでいる名前も知らない彼女のことを抱きしめずにはいられなかった。

今回の話もここまで。本当に中途半端ですみません。好評でしたら連載するのでよろしくお願いします!

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