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大国主になった厨二 古事記世界でチート無双  作者: かぐけん&亜美会長
第三章 イナバの白兎とヤカミ姫編
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第二十八話 エンドレスバトルそして帰還

エピローグです。

 大ホールは、すでにカオスだ。


 俺はすでに200人は倒した。


 ヤカミヒメ様からの、まさかの告白。


 その直後、オタクどもは血涙を流して白目をむいた。

 そして、一斉に俺に襲いかかったのだ。


 ちなみに最初に襲ってきたのは、バーサクしたムル教官ね。

 万宝袋(まんぽうぶくろ)から、槍を取り出して撃墜した。


 ヤカミヒメ様は俺に抱きついて、胸に顔をうずめている。

 間接キスでテンパっちゃう俺はどうすればいいの?

 いい匂いだし、心臓がバクバク鳴ってます。


 そしてそんな俺に向かって、オタクどもがエンドレスで襲い来る。


 俺はLV50だ。

 ステータスと強さは圧倒的なのに、やつらの攻撃が熾烈(しれつ)を極めるのが謎い。


 これが人類の可能性か!?

 こいつら限界突破しすぎだろ。


 倒したやつが、再度起き上がって攻撃してきてる。

 いつまで続くんだこのゾンビアタック。


 ムル教官なんて、もう四度は撃墜している。

 どんだけタフなんだよ!


 結局、空が白むまで攻撃は続いた。

 そう、朝まで続いたのだ。


 俺のまわりには悲壮な顔の男たちのかばねが転がっている。(いや、峰打ちだけどね)


 ちなみに、最後に倒した相手はイナバ国王だ。


 そして、今もヤカミヒメ様は俺に抱きついている。


「あの、ヤカミヒメ様?」


「ムイチくん。ヤカミって呼んでいいわよ」


 なにが起こっている!?

 なんだこの不可解な現象は!?


 すごく美しい物体が、理解できないことを言うんですけど?

 

「少年、名はなんと申す?」


 イナバ国王が起き上がってきて言った。

 あ、さっきは槍で叩いてごめんなさい。


「イズモの大波武一(おおなみむいち)です」


 たしか俺ってサルダヒコ元帥直属の配下で、任務中の所属はイズモになるんだったよな。


「オオナムチか。よい名だ。それに腕も立つ。そちが娘をまかせられる男かどうか試すために、この大勢の男たちもそちに挑んだのだ。許せ!勇者よ」


 拍手の音がした。


 ルウとミナが拍手してくれている。

 なにこれ、ちょっと照れるんですけど。


 いつの間にか、俺の倒した男たちが立ち上がってきた。

 俺たちを囲んで、笑顔で拍手している。


 いや、こいつらのはめっちゃ嘘くせえ!


 てか、これ絶対に嘘だろ。

 イズモ国王の笑顔が嘘くさい。

 俺の目を見ようとしないし。


 俺を亡きものにしようとして、できなかったから言ってみただけだろ。

 どちらに転んでも対応できるように用意してただけでしょ?


 後ろのほうの人が、弓矢や吹き矢を構えてるのが見えるんですけど。

 あ、一人はやはりムル教官だよ。


 まあいい。

 俺は長いものには、すんなりと巻かれるタイプだ。

 それに、ことなかれ主義だという自信もある。


「娘はイナバの王族である。娘がこの王都に与える影響は大きいのだ。嫁ぐには準備期間が必要なのだ」


 ああ、これはもっともだな。


 てか、なんだこの展開は・・・

 俺って妖精(フェアリー)なんすけど?


 彼女いない暦の終わりが、突然の結婚になるんでしょうか?

 アンビリーバボーってこういうことだろ。


 ジジイ、すまんな。

 式には呼んでやれそうもない。

 てか、そもそも連絡手段もないけどな。


 生きてるよな?

 まあ、殺しても死なんか。


「オオナムチよ。イズモに帰り支度をして待つがよい。いずれ娘を送り届けよう」


「わかりました」


 本当はよくわかってないけど、なんか王様とか偉い人に言われたら、そう答えなさいって習ったような気がする。


「ムイチくん。わたしを待っててください」


「わかった。ヤカミ」


 ヤカミは顔を赤くして、少しうつむきながら恥ずかしそうに言った。

 すごくかわいかった。


 その瞬間、拍手をしていたやつらが、またバーサクして襲いかかってきた。


 もちろん、ムル教官もイナバ国王もだ。


 全員を倒し終わる頃には、もう昼をまわっていた。

 こいつらもどんだけタフなんだよ。


 俺はミナとルウと合流した。

 イズモチームの荷物持ちとして、これからヨドエに戻るのだ。


 バトゥンさんはパーティーで出会った人とカップルになった。

 そのままこっちで結婚するらしい。

 相手の男は、とてもよさそうな人だった。

 なんか、自分のことみたいにうれしくて、心からおめでとうと言った。


 イズモチームの半分くらいが、伴侶に出会えたようだ。

 婚活パーティーは大成功なんじゃないかな。


 てか、俺も本当に結婚するんだろうか?

 まあ、わからないものはわからないな。


「任務完了はヨドエに戻ってからだぞ。ひきしめていくぞ」


 ムル教官が俺の肩をポンと叩いた。


 てか、あんただけは言うな。

 何度俺を殺そうとしたんだあんたは・・・

 任務完了の最大の障害があんたじゃねーか。


 ルウが俺の隣でにこにこしている。


「ヤカミちゃんはムイチくんのこと、絶対に気にいると思ったんですよね」


 自分がキューピッドだと言って、誇らしげに笑っている。


「ホントはちょっと悔しいけど、ヤカミちゃんならしかたないなぁ」


 ミナは無言で俺の道着の袖をつかんでいる。

 大丈夫、師弟の絆は強いんだぜ!


 帰りはミササ温泉で一泊。

 すごくいい温泉だった。

 もちろん、女湯はのぞいてない。


 ちなみにヤカミヒメグッズの店には寄ったよ。

 背中に神代文字でヤカミって書いてある、白いシャツを買った。

 お金はムル教官に借りた。


 思い出がたくさんできた旅だった。


 ヨドエに着いた。

 無事に任務が終わった。

登場人物紹介を挟んで四章に続きます。

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