第二十二話 セキガネ温泉の思い出
閑話って感じで短いです。
やあ、僕は主人公の大波武一。
吊るされてます^w^
ここはセキガネ、そう、現代で言うところの関金温泉です。
イナバへ行く途中の温泉宿泊地です。
セキガネといえば一般的には保養地です。
でも、裸で吊るされてます。
保養どころか疲労、いえ、むしろ衰弱してます。
食事も抜かれちゃいました。
昼飯もおにぎり一個だったから、絶賛ひもじいです。
しかも、さっきまで女子に棒でぶたれてました。
涙?
枯れましたよ^w^
プライド?
粉々にされたけど、なんだか楽になったかも。
さっきまで死にたかった自分が嘘みたいです^w^
なにがあったのかって?
もうおわかりでしょう?
女風呂をのぞいてバレました。
異世界で調子に乗りすぎました。
そして、女子の裸を見る前にバレました。
やられ損かよ!?
はい、そうです。
得たもの?
失ったものしかありませんよ^w^
「ムイチ、そんなに自分を責めるな。出来心なんだろ?」
ムル教官がやさしくなぐさめてくれました。
さすが教官です。
やさしさと包容力があります。
でも、こいつも共犯です。
俺の隣で吊るされてます。
さっきまで一緒に棒でぶたれてました。
ミナの打撃で悲鳴をあげてました。
「まあ、こんな日もあるさ!人生的にな!」
逆隣からハッチが明るく言いました。
つまり、こいつも共犯です。
吊るされてます。
内臓破裂と出血多量のところを棒で叩かれてました。
明るく瀕死です。
ヒットポイント1くらいです。
「って、なんでおまえがいるんだよ!?」
「ン? いや、ケガしたから温泉治療しよっかなって。まあ、逆に痛い目にあっちゃってるけどなw」
こいつはバカです。
まあ、人のことは言えないけれども。
そして、二時間後にやっと降ろしてもらいました。
「次は無いからね?」
バトゥン先輩は、汚物を見るような目で僕たちを見てました。
業界ではご褒美とされている冷たい目でした。
ミナは目を合わせてくれませんでした。
そして、今ですが・・・
残飯を食べてます。
貴族のみなさんの食べ残しです。
とってもおいしいです。
おいしくておいしくて。
枯れたはずの涙が止まりません。
教訓:女風呂をのぞいてはいけません!
あらゆる意味でごめんなさい。




