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2.どこやねん。
『ガチャ』
いつもより少し高めの音が響き渡る。
「ま、まぶしい。」
ケイちゃんが言う。
「あれあれお客様ですか~」
と見知らぬ女性に声をかけられた。
おかしな空間、バーのような場所にもかかわらず畳がしかれ、テレビがおかれている。
「あんた、誰や」
ケイちゃんが強めに声を振り絞るかのように言う。
ケイちゃんの前には、羽衣をまとった美しい女性があぐらをかきながら、声をかけてきた。手には一口かじった後のあるせんべい持ちながら。テレビを見ていた。テレビには、阪神対巨人。
(み、見たい。き、気になる)
とケイちゃんは思う。
「あれれれれあれあれれれ????、あなた
女???何かの手違いかしら…………………………
アハハハアハハハ」
大笑いしながら女が喋りかけてきた。
「なんや、お前、気色の悪いやっちゃな」
と、ケイちゃんがあきれながらもこの状況を理解しようとしている。
(阪神負けとるやん。マジかー)
と少し、別のことも考えていた。
「ごめんなさいね。うーん何かの手違いかしら………………………………………………………………
ごめんなさいねー」




