圭吾のなんちゃってデート(3)
ナナマガリです。今回でやっと圭吾のなんちゃってデート編が終わります。ただやっぱりリアルが忙しいのでまだ話は薄いかもしれないです。温かい目で見ててください。後補足なんですけど今回の話の中に出てくるストフという街は最初に出発した街です。
観覧車から降りた後。
そこにはしょんぼりした僕とニヤニヤしたシルクがいた。
「ふははっ。にしても何でお前直前にやられたばっかの罠に引っかかるの?ちょろーいw」
何だろうやめてもらって良いですか?傷つきますよ僕だって。
にしても最近本当にこの子子供っぽくなったなぁ。なんかあれだっけ、確か人間って環境とか体が変わったりすると中身もそれに引っ張られてちょっとずつ変わっていくんだっけ。まさにそれをシルクは体験しているのだろう。
ま、そんな事どうでも良いか。
「よしシルク。次はどこへ行きたい?」
「お、ケイゴもノリノリになって来たか。流石最近私に罵倒されているのを思い返して布団の中でコソコ…」
「ちょっとそれ以上はやめてください、恥ずかしいですから!」
シルクはやれやれ分かりましたよと言う様な感じで顔を動かした後、
「よし、んじゃ喉も渇いたしあそこでなんか飲み物買ってくる。」
そう言ってシルクは売店の方に駆け出して行った。
「おーいシルクー、財布忘れてますよー」
「いや、もう持ってるー」
あれ財布渡したっけなと思いながら、一応荷物を確認してみる事にした。
あれ、本当だ。本当に財布がない。
ん?確か無くなってる財布って…
値切り財布だ!
待って、いつから盗られているんだ?
確かによくよく考えてみたら何でシルクは僕の秘密の妄想を知っているんだ?
僕は急いでシルクの方に走って行った。
「ゼェ、シルク。ハァ、あなた、ヒィ、いつから、フゥ、値切り財布、ハヒ、持ってるんですか?」
「何だ。やっと気づいたのか。あれならストフの街を出た時から持ってたぞ。」
ス、ストフの街からって事は、旅の最初からずっと持ってたって事じゃん。
その事実を知って崩れ落ちた僕をよそに、シルクはお店の人に注文している。もちろん値切りながら。
その時だった。ウーーと言うけたたましいサイレンの音がし、町中に配置された緊急音声通信魔法柱から
「モンスター襲撃警報。モンスター襲撃警報。只今この街に強力なモンスターが接近しています。民間人の皆様は街の西門に、戦闘が可能な方は東門に集まってください。今回接近しているとされるのは魔王軍幹部モラドエを討ち取ったとされるモンスターです。ご注意ください。」
と言う音声が何度も何度も再生された。
嘘だろぉ。
シルクと遊園地デート(?)を意外と楽しんでいた圭吾。しかしそこに強敵襲来の知らせが。
次回 男の意地
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