仲間を求めて
「……ココアです、今空いてますか?」
「はーい、空いてますよ。」
「……失礼します。」
「どうしたの?勇者様。」
「……あと2年後に俺は魔王討伐に向かう。」
「……そうだね。」
「それでお願いがあるんだ
良かったら一緒に来てくれないか?」
「!いいの?」
「いいよ、むしろこっちからお願いします。」
「なら、是非ともお願い
魔族とかが使う魔法に興味があるのよねー」
「……ならよかった、それじゃ、また明日。」
「うん、またねー」
よし、後衛のエルナさんを手に入れれた。
「おーい、今暇か?」
「お?なんだー?」
「アルバナ、お前、一緒に魔王討伐に行かないか?」
そういった時周りの剣士達がザワついた
「……俺でいいのか?」
「……お前じゃないとダメだ、頼む。」
「……しゃーねーな!わかった!
魔王討伐、手伝うよ。」
「そうか、お前ならそう言ってくれると思っていたよ
ありがとう、アルバナ。」
「いいってことよ、これで俺の名前が歴史に乗るしな!」
そうして2人を引連れてとある森に来た。
「えぇー、この森本当に行くのー?」
「あぁ、いくとも、ここに最後の仲間がいるんだ……初対面でなれるかわからないけどね。」
「えぇ……」
「それじゃ、行こうか。」
「おっし!行くぞー!」
タンク的な立ち位置のアルバナを前にして森を進んでいく。
この森には魔物はいない、いるのは『エルフ』だ
「……変な音聞こえない?」
シンとした森の中にギリギリギリと何かを引っ張る音が確かに聞こえる。
「そうだねぇ……って弓の音じゃないの!?」
「アルバナ!盾!」
「わかってるって!」
そう言って盾を構える
「まて!俺は戦いに来たわけじゃない!」
「!私達の言葉を話せるのか!?」
かなり大きな声で返事くれた。
……森に声が反響してどこかよくわからない。
「正確には違う!けども戦いに来た訳では無いということをわかって欲しい!」
「……何の用だ!」
少しの沈黙の後帰ってくる返事。
「俺は……勇者だ!
これでも魔王討伐を目標にしている!
君達も魔族を少し疎ましく思っているんじゃないのか!?」
「……確かにそうだ!
だが!同じように人間を疎ましくおもってもいる!」
「え!?なんで!?」
「なんでって……それは……そういう風に言われていたからだ!」
「なんだその曖昧な理由は!」
「いいから!帰れ!」
また矢が飛んでくる
「うおっ!話し合い失敗か!?」
「そうみたいだ……そっか、話の内容分からないのか。」
「そうだよ、傍から見れば大声で違う言葉を話し合ってるみたいだったよ。」
「?俺がエルフと会話している時は共通語じゃなかったのか?」
「そうだねー、そういうことだねー。」
「……そうなのか!それはいいことを知った。
エルフのことは……言葉が話せる俺だけでまた来るよ。」
「わかったよ、それじゃあ今は帰りますか」
「だねー、防御魔法貼っておくから全速力で逃げましょー」
そう言ってバタバタと慌ただしく走って逃げる
そういえばまだ、2人の特徴書いていませんでしたね。
アルバナ ナルグ
性格 正義感に溢れた素直な奴、ここぞという所で活躍を見せてくれる。
見た目 栗色の髪とオレンジっぽい目
身長175
パーティーでの役割
パーティーでは主にタンクの役割
最近称号に『勇者の盾』が着いたらしい。
エルナ カーラ
見た目 青色の髪と赤い目
身長は167
性格 のびのびとしたマイペース
パーティーの中では一応年長
何故か美味しいご飯屋を山ほど知っている
パーティーでの役割
主に魔法を使った後衛
深い知識を使い仲間をサポートてしくれる。