2 転生・役職
気が向いたので作りました。
たんたんとしてますが、どうぞ!
ふぅん...じゃあちょっとやってみますか。
・・・ここは異世界…ここは異世界…
俺は死んだ…ここは異世界だ…
受け入れろ、俺。
目の前が明るくなり、音も聞こえるようになった。
『すごいですね。1発で成功です。』
ああ、だが…誰も俺のことを見ないっつーか、気にしてないっつーか…俺、存在してないみたいになってね?これは?
『まだ転生先が決まってないんです。決まらないと、転生は出来ませんし、見られること、まあ生きることができません。そういう仕様なんです。そういう風になっています。』
へぇ...最近の異世界転生はすげーんだな。つか、俺の応用力もすごいよなぁ笑
『・・・自画自賛は嫌われますよ...?』
るせーな!!いいからどうすれば転生ができるか教えろよ!!怒
・・・なんて、他愛もない会話を繰り広げていたその時。
着信音的な、レベルアップしました的な、ド○クエ的な音が鳴った。
・・・これ何?
『転生先が決まりました。転生して宜しいですか?』
どこに転生されるんだ?
『行ってからしか分かりません。』
・・・マジで?
『はい。では、転生しても宜しいですか?』
...しゃーない、んだよな...?
『...では、転生します。プログラミング設定良し。起動。』
え、起動?何これ、ゲームなの?
ちょ、落ちていく...感じがする...
暗転し、また光が差した。
俺は、恐怖にかられた。なぜかって?それは...
「おい!子供だ!こい!」
周りに、戦闘民族的な人達がいた。
人間だった。人だった。異世界っていうから、もっとドラゴン的なやつを想像してたんだが...
「おお、...立派な男の子よ...」
村長的な人が出てきた。どうやら、俺は男の子供みたいだ。
「君は、将来いいリーダーになる。」
...え、リーダー??俺、ボスって事?マジ?
『今まだ詳しく理解していないと思いますが、今、貴方様の役職を決めます。』
は、今?マジかよ...空気読めって...
『続けます。役職は、5種類あります。メインの5種類から1つ選び、選んだものからさらにサブを選んでいただきます。』
ほう...よくある感じか。続けてくれ。
『はい。1つ目は剣士です。剣に関するスキルを使えることができます。普通の攻撃はただ斬りつけるだけですが、回転斬りをしたりできます。ただし、使うにはその技について研究しなければなりません。敵を倒すと、経験値が貯まります。レベルアップすると、攻撃力が上がります。』
ほー...よくある剣士か...回転斬りとか、使ってみたいな。まあ、研究は、すごい技使えるんだから、妥当って感じだな。経験値は今もあるって感じか。次は?
『はい。2つ目は、魔法使いです。剣士や他の役職でも簡単なものなら扱えますが、魔法使いになると、難読な魔法も扱えるようになります。魔法使いは杖で攻撃をします。その際、魔法の技名を言う必要があります。難読な魔法を使うには、解読が必要です。魔法を使って何かをし、成功すると経験値が貯まります。経験値が貯まると、その経験値で魔力が上がります。魔力の回復は、回復薬か回復魔法で回復出来ます。』
成る程...今度は解読か。魔法使いだと回復も攻撃も出来るからいいかもな。解読は難読な魔法を使う上での代償って感じかな。経験値の使い方、貯まり方が似たような感じか。次は?
『はい。3つ目は、鍛冶屋です。サポートに傾いた役職となっています。壊れる寸前の武器や防具を直すことが出来ます。壊れても、素材を注ぎ足せば、直すことが可能です。直すことを繰り返して行くと、経験値が貯まります。その経験値で新しいスキルを獲得する事が出来ます。レベルアップに使うことも可能です。』
鍛冶屋か~。サポートもいいかもな。壊れても直せるってのはいいかもな。でも、裏返すと、壊さなきゃ経験値稼げないっていうのがたまにキズって感じか。よし、次は?
『はい。4つ目は、妖精です。エルフといい、簡単に空をとんだり、申し訳程度の魔法が使えます。ただし、使える魔法は回復系と自爆のみです。エルフは、回復に特化しており、魔法使いと似たような役職になっています。エルフは杖で攻撃するんですが、その際、呪文を唱える必要があります。簡単なものは短く、難しいものほど長くなっていきます。エルフは敵を倒したり、回復すると経験値が得られます。』
成る程...エルフか...いいかもな。回復出来るし、攻撃も出来る。防御の技もあるだろ?
『はい、勿論。』
だよなぁ。最後を聞く前に、1ついいか?
『なんでしょう?』
今、俺たち長々と話しているが、周りの奴らはほったらかしでいいのか?
『嗚呼、そこは気にしなくて大丈夫です。私が説明をしている間、時は止まっています。なので、これから貴方様が生活していく中で、子供などが出来た場合、時は止まっている可能性が大いにあるでしょう。』
マジかよ、エンジェイスやばいな。
『私がやばいのではなく、あのお方が素晴らしいのです・・・。』
あのお方・・・?
少し引っかかるな...
『いえ。貴方様には″今は″関係ありませんので、お気になさらなくて結構です。』
今は、ね...了解。いずれ分かるってことだな。
『ご理解がお早く、嬉しい限りです。』
はは、ありがとうってか。じゃ、そろそろ次を聞こうか。
読んでいただき、ありがとうございました。
微妙なところで終わったとおもいました?
次の役職がメインなのでね...
では、次をお楽しみにしたりしなかったりしてください!