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詩*祈りのようなもの*

君に降る雨は

作者: a i o

君に降る雨は優しいか


雲は明るすぎる空を隙間なく塞いでいるか

頑ななアスファルトで跳ねた雨粒は軽快でいるか

羨む程に迷いのない速度で真っ直ぐに降り落ちているか

尖った雑踏の音は柔らかく包んでいるか

散りばめた窓硝子を美しく泣かせているか

空気を弛ませその呼吸を楽にさせているか

水溜まりには波紋を作り続け響かせようとしているか

姿を隠した鳥の発せられない声まで潤しているか


君に降る雨は優しいか


君のかなしみの境界線を

きちんと素知らぬふりをして 君を隈なく濡らしているか






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― 新着の感想 ―
[良い点] 雨の降る情景に引き込まれていく感じがしました。 素晴らしい感性だと思います。 [気になる点] 特にありません。いい刺激をいただきました。
[良い点] 君に降る雨は優しいか このフレーズの繰り返しが効いています。 素晴らしい表現のちりばめられた星空のようです。 素敵な詩をありがとうございます。
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