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「春ちゃん..!? 誰その子!! 春ちゃんの彼女ちゃん!?」


「奏風君、やりますね! 可愛いです!!」


色んな、人が私と春を見て....口々に騒いで居た。

最初に言ったのは部長の古山コヤマ 紫苑シオン先輩、その次に言った人は副部長、桜野サクラノ 詩織シオリである。


彼女達は、奏隼学園吹奏楽部の二大大黒柱で『音奏キャラ投票大決戦!!』と言う、

音奏のキャラクター投票で、ベストファイブに入る程格好いい春の先輩であるのだ。


「違いますよ! 俺のか、彼女じゃ無くて...」


春が、顔を赤く染めながら先輩や同級生、後輩に必死に否定していた。

私もちょっと可哀想かな?と思いながら、先輩達に春と同じ様に否定した


「私は水城 和葉と言います...。

でも彼女とは違いますよ? 奏風君とは...血は繋がって無いですけど家族、

なので私は、春の彼女じゃ無いですよ?」


苦笑い気味に言うと皆さんがポカーンとしたように私を見て、それから春を見てから...皆さんは


「えぇぇぇ!!奏風/春君/ちゃんの家族!?」


教室だったら、クラスの皆がバッと振り向く程の大声で叫んで驚いていた。

その少しした後クラリネットのパートリーダー、小野町オノマチ シュウが私をジッと見てから、近付いて来て...手を握ってから皆が更に驚く事を言った


「この子を...吹奏楽部に入れようぜ! この子程...凄い才能を秘めてる子を俺は、見た事無いんだ!!だからダメか? 紫苑、詩織...」


それを聞いた途端、古山先輩がバッと立ってから...私の肩を掴んで、キラキラした目で私を見て叫んだ。


「和葉ちゃん...吹奏楽部に入らない?と言うか入って頂戴!!」


あぁ、そう言えば...小野町先輩って人と手を見たり、握ったりしたらその人に合った楽器を見抜く凄い才能を持っているんだった。

そう思いながら、私は苦笑いをして古山先輩を見ていた。




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