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私は、校長に春を待って居ないといけないと説明すると、
『それなら今日は、校内を見て回ったり...好きな事をしてくれて構わないよ!
午後は、部活の見学もしても良いからね!先生方には連絡をしておくからね』と言われたから色んな教室やクラスを見て回った。
先生方には連絡が行き渡っていて、私を少し見ても気にしないで授業を行っていた
たまに、笑顔で迎えてくれる先生も居た。
特に、美術の夕柳先生や吹奏楽顧問の流奏先生とは一杯話をさせて貰った。
二人の先生は授業が無かった為、話をさせて貰えたのだ。
そんな風に、学校内を見学した後...昼休みに入ったのだが、事件が起きた
「君、可愛いね! どこの子?てか、名前は?」
春のクラスの二つ後の確か...D組?の男子にナンパ?口説き?をされてしまったのである!勿論、私は固まってしまって...動けなく成ってしまった。
「ぇ、えと、わ、私は...」
私がオロオロしていると、突然...誰かに後ろから抱き締められた、後ろを首を回して見て見ると、春が私を抱き締めて居た。
「おい、新城...お前、何コイツを口説いてるんだよ! 和葉、大丈夫か?」
新城君はチッと舌打ちして春を睨み付けながら、クラスに戻った。
春を見ると、春は少し複雑そうな顔をしてから、私を離して無言で屋上まで腕を掴んで走って連れて行った。
春が屋上のドアを開けると、音奏の主力キャラの皆さんが屋上でお弁当を食べて居た。