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1.音奏の世界に来てしまった。

「ぉ...ろ、おい、起きろ!」


......あれ? 何で、音奏の主人公...奏風そうふう はるもとい、児嶋優希さん(声優(男))の声がする。


「...起きろ!!!」


児嶋優希さんの声がもう一回、【起きろ】と言ったので私は少しずつゆっくり瞼を開けた...

焦げ茶色の癖っ毛に明るい緑色の瞳、それから顔は整っていて...画面の中や漫画の中でしか見たことなかった、奏風 春が目の前に居た。


「おい...大丈夫か? 此処は学校の保健室でお前、校門の前で倒れてたんだよ...あ、俺の名前は...」


「奏風春...君ですよね? 私は水城 和葉って言います。」


...奏風君は少し驚いたみたいで、目を少しだけ見開いた。

私は奏風君に何故、貴方の名前を知っているのか....どうして此方に来てしまったのか、初対面なのに...経緯を彼に話した。


「....つまり、水城...さんは交通事故で一回死んだはずが何故か此方に来てしまって、

俺に助けられた...って事ね? 成る程な。」


奏風君は素早く、私が来てしまった経緯を理解してくれた....

私はホッとしていると...彼は少しだけ考える仕草をしてから、質問をしてきた


「水城さんは、どうするんだ? 一応...俺の家に来るか?」


私は少し、迷った。

確かに...私は行く宛ても無いし、頼れるのも奏風君しか居ないけど...も、私が行っても迷惑に成らないのだろうか?


「...私が行っても、迷惑に...成らないですか?」


奏風君は少しだけポカンとして、笑った。


「迷惑に成らないよ?多分、父さんも母さんも分かってくれると思うから。」


私も少し笑ってから...『なら、行きます。』と返して、奏風君の家に向かった。

奏風君の家は歩いて十分位の所で、緑色の屋根に水色の壁の綺麗な家だ


「水城さん、ちょっと待っててね?」


彼は家の鍵を開けて、私を入れてくれた...

家の中はシンプルでいろんな部屋があったりして、凄かった。

リビングに案内して貰って、私は彼氏が居たら...こんな風に緊張するのかな?

何て思いながら私はソファーに座らせてもらった。


「水城さん、和葉って名前で呼んで良い? 俺の事も、春で良いからさ?

何て言うか、同級生に敬語使われると変な感じだから...タメで良いか?」


彼は優しく微笑みながら、私に聞いてきた。



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