化生―ケショウ―
*一部残酷描写が有ります。
*性的な解釈にとれる表現があります。
化生
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暗イ闇ノ家 小サナ格子窓カラ
咲イテ乱レル 花弁ヲ廻ラシテ
妾ハ 待ッテイル
妾ハ 誘ウ
妾ノ 可愛イ――坊ヤ――
ホウラ
ヤッテ来ル……
色ニ呼バレ 香ニ 見惚レ
蜜ヲ求メテ……
オイデ
オイデ
――さあ たんと おのみ――
貪リ尽クシテ
口ノ端カラ 零レ落チルマデ……
ソレカラ……
両ノ腕デ 抱キシメテオクレ
ソウシテ……
枝ヲ 折ルトイイ
ソウ……
先ノ先マデ……
暗イ 部屋ノ中デ 二人ッキリデ
――あ そ ぼ う――
痺れる
ユビガ――
此の細い枝の様な
リョウノ ウデノ サキ
先の先から
トクン――ドクン――
鼓動が
ナミノヤウニ
瞼を閉じて――
アケル
くらぁい――
ヘヤ
床に
アフレデル
妾の――血――
アカグロイナガレハ
震える貴方の
アシモトデトマル
ねぇ
ホラ
血潮までが
――アナタニ ムカウ――
紅を塗った唇が
メクレアガルホド
悦びが
トマラナイ
さぁ
ホラ
鳴き声 マデガ
貴方を オイツメル
モット…
もっと
ナイテイルノ…?
可哀相
カワイソウニ
枝も
ゼンブナクナッタラ
妾は
ヘビニナル
蜜蝋を求めて
アナタヲ モトメテ
地を這う
チノイケヲワタル
赤くて
クロイ
青くて
シロイ
斑の蛟
ナメアゲテ
啜って
ゼンブ
呑ませて
ゼンブニ
灌いで
ナキガオヲ
看たくないから
エグッテ
舌で
シャブッテ
膜モ 虹彩モ 瞳孔モ
水晶体モ
ナマアタタカナ
妾の中に
ソノユビヲ
挿しいれて
ソット
ゆっくりと
アタマガ
痺れる
シロイ
白い
アフレル
溢れる
ミタサレ
毀れる
イノチガ
充たされ
イノチガ
零れる
――シビレル――




