表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
213/256

番外編 夢

短い話を連続三話です!




僕の名前はルイ・デ・ブルボン。


前世を持つ普通の公爵令息だ!


妹が一人いるだけなため、僕は跡取りとして重宝されている。


僕のモットーは、家柄が全て、というもの。


前世では名家の生まれでありながら、平民共からひどい目にあってきた。


だから、今世ではしっかりとそれを証明していきたい。


さて、そんな僕は色々とありながらも学園に入学することになった。


別に大きな事件はなかった。


とある舐めて突っかかってきた侯爵家を潰したり、コカトリスとかいう鳥を殺したり。


それぐらいしかしなかったが、何故か父に叱られた。


・・・まじで何でだ?


まあ、とりあえず学園に入学した僕は早速とある奴を潰しにかかった。


それがリリスとかいう平民。


魔法の使えない無能者のくせにいっちょ前に入学してくる。


しかも危険な精霊術を使う。


僕はだから危険視している。


早めに始末しておくに越したことはない。


と、言うことで入学早々に喧嘩を吹っかけてボコボコにしてやった。


何故かくっついていた第三皇子、アレックスもついでにブチのめしておいた。


何故か父に怒られたが、気にする必要はない。


正式な手順を踏んで、しっかりと決闘をしたのだ。


何か言われるのは筋違いだ。


早々に問題児認定された僕だが、もちろんここでは終わらない。


次は僕を殺そうとしてきた魔法協会を潰すことにした。


側近たちにはグチグチ言われたが、僕がやると言ったらやる。


主人の命令は絶対。


公爵家の力をフルパワーに使って一ヶ月で機能不全にさせた。


流石にバレるとあれなので、第二皇子に擦り付けた。


お陰で帝都は大混乱。


まあ、僕には関係ないので気にしない。


とりあえず工作だけ済ませて、知らぬ存ぜぬを決め込んだ。


色々と疑われたが、何とか逃げ切ることができた。



そしてその後も生きたいように生きた。


第一皇子の汚職を暴露して追放したり、貴族同士の争いを煽ったり。


だが、なるべく僕が得をするように立ち回った。


そして気付いたら帝国は五つほどに分裂した。


その中で最も勢力を誇ったのがブルボン家だ。


父も諦めて僕に家督を譲り、無事に当主となった。



めでたしめでたし・・・・



―――という夢を見たんだ!」


僕はアルスとレーナに昨日見た夢について話した。


二人は呆れ顔でこちらを見てくる。


「自分たちがいないだけで、そこまでになるんですか・・・」

「でも、想像はできますよ」


納得したように同時に頷く。


「ふん、あれが現実だったら良かったのに・・・」


僕の言葉はフル無視される。


「そうだ、アルス」

「何でしょうか?」

「お前は昨日どんな夢を見た?」


僕の質問に顔を顰めるアルス。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ