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第36話 告白シーン目撃しました

放課後、俺は校舎裏アテナと会話していた。


≪~という事です!≫


「なるほど。今のところ全てが順調ってわけだね」


≪そうですね。今進めているプロジェクト2つとも同時期に達成予定です≫


俺は今とあるプロジェクトを2つ同時進行しているのだが、それらが同時に達成するみたいだ。


「何かの偶然としか言いようがないな」


≪これはもはや運命ですね≫


その瞬間、誰かの声が聞こえた。

俺はおとなしく、周りを確認する。

声のする方に向かっていくと、そこには男女のペアがいた。

すると、男子が女子に告白をしている状況だった。

女の子はこちらに背を向けている状態なので、誰なのかは分からない。

(やばい場面に遭遇したな・・・バレないようにおとなしくしておこう)


すると・・・。


「ごめんなさい!」


女の子が頭を下げた。

どうやら男子は振られたようだ。

男子はそっかと言って、トボトボと校舎の方に引き返していった。

告白を断られたのに、案外あっさりとしていた。

おそらく、罰ゲームもしくは成功する確率がとても低いと分った上での告白かのどちらかだろう。


俺は息を飲んで見守っていると、携帯の通知音が鳴った。

俺は慌てて、のぞき込むように見ていた体勢を戻し息を殺した。

なんでこういう時、マナーモード切れてるかな!

俺は自分のスマホに怒りを覚え、じっと息をひそめた。

3分ほどたったが、特にさっきの女の子がこっちに様子を見に来ることはなかった。


「ギリギリ聞こえなかったか」


俺は息を吐き、教室に戻ろうとする。

すると背後に気配があった。


「せ~んぱい!」

俺が後ろを振り返ると、そこには西城さんがいた。


「こんなところで何してるんですか?」


彼女は、ニヤニヤしながらこちらに詰め寄ってくる。

まさかさっき告白されていた女の子が西城さんだったとは・・・。


「いや、たまたま通りかかっただけだよ」


「へぇ~たまたまですか」


すると西城さんはさらに近づいてきた。

西城さん、こんなキャラだっけ?

俺は朝見かけた彼女と今の彼女を見比べると、全然違うことに少し混乱する。


「さっきの聞いてましたよね?」


どうやらすべてバレているみたいだ。

俺は潔く謝ることにした。


「ごめん。わざとじゃないんだ!」


「認めるんですね、覗いていた事」


「まぁ・・・そうだな」


「覗きなんかしちゃ駄目なんだぞ☆」


そういうと俺の頭をこつんと叩いてきた。


「ほんとごめんなさい!」


そう言って俺は去ろうとする。

すると。


「ねぇ先輩・・・」


なぜか呼び止められた。

やばいな。

何か話をそらさないとな。

そこで俺は話をごまかすことにした。


「ねぇ西城さん!」


「・・・何ですか?」


「朝話したとき、少し元気がなかったようだがどうかした?」


すると西城さんは、目を見開いた。

そして。


「いえ!見間違いじゃないですか?私は全然大丈夫です!」


そういうと彼女は去っていった。

少し気になると思いながらも、来週ライブが控えてるんだし疲れてるんだろうという事で納得した。

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