真嘘の本
目が覚めるとそこには夢くんがいる。
おはよう。
おはよう。
ありがとう助けてくれて。
いいよ。まあ、覚えてないからな。
まだ少し身体がだるい。
そして辺りを見渡すと、どうやらここは部屋の中。
ドアが開いて誰かが入ってきた。
はじめまして、死生くん私は、いちばんのダビです。
一番とはこの世界で一番偉い人の事です。
あーそうなんですね。
あなたが一番偉い人?
違います。一番に所属してる人は何人かいますよ。
そこにいる夢も一番所属です。
私はその中でも下の方ですが。
それで死生くんあなたに聞きたい事があります。
え、何ですか?
この世界は、普通入ってこれない、それに、神を倒すのも普通じゃありえない。
あなたはいったい何。
僕は普通ですよ。
そうですか。
それなら、夢は死生くんをどうするつもりで連れてきたの?
別に連れてきたかったわけじゃないよ。
ただ逃げてたら追っかけてきて連れ戻されたんだ。
うそだろ。一番のお前が下のやつに何人いようが負けるわけない。
それは、そうだけど。今は、調子が悪いんだ。
よく分からないけど一年前から力が使えなくなってきてる。
だから今も俺は、死生くんを通さないと力が出ない。
なぜ。
しらない。
ダビ、俺はこの世界を統合しようと思ってる。
出来ることなら今すぐこの世界を作った力を解放してやりたい。
タビ「それは別に良いと思うよ。」
俺の知ったことじゃないこの世界がいつまで続くのかは分からないが何年もなんの変化もないのはなんか違うもんな。
どうせ俺たちは死なないだろうし。
でも寿命の概念がないのはちょっと困るな。
死生くん「どういうこと」
急に入って来るなよ。
え、ごめん。
俺たちは何年かごとに生まれ変わってるんだけどその時の記憶がないんだよ。寿命があれば死ねば終わりだろでも、生まれ変わるたび記憶が無くなるんだ。
自分の記憶だけなら、周りの奴らに聞けばいいが誰一人覚えてない。だから自分が今まで何年、生きてきて何をしたのか分からない。
それなら、どうして生まれ変わってるて、分かるの。
さあな、それ以外無いだろ。
だって俺たち以外この世界には誰もいないんだぜ。ここにいるのは100人ぐらいだよ。
そのぐらいってのが少し気になるな。
夢「事実は確かに分からない。状況証拠にすぎない。子供はいても年寄りはいない。でも、確実に一千年生きている奴もいるし俺たちもこれでも100年ほどは生きてるから。」
それに、本が残っているんだ。
伝説の本
この世界は地球の誕生と同時に生まれたこの世界から別れるように命が芽吹いた。
あるものは、別の世界で王というものになった。
あるものは、別の世界で生きた。
あるものは別の世界で死んだ。
この世界にいる限り死ぬ事はない。忘れてしまっても、死なない。
それがその本に書かれてることの一部だ。
わたしたち神が最初で君の世界が、後だと分かる。
この本がほんとうならな
この本に書いてある事は実は少しずれている。
だから確証を得れない。
まあ難しい事は、頭痛くなるからいいや。
取り敢えず襲われないなら普通にしたいな。
俺は夢君を手伝うよ。
ありがとう死生君。
それからいきなり数年経った。
夢君の世界をつなげる力が出来た。
後は力をためれればいつでもできる。これで僕は死ぬかもしれないし、もしかしたらみんなにも力が届くかもしれない死ぬことが無くなるかもしれない。
そして、1番の起源の神が現れた。
突然の事で神の街の全ての神がびっくりしていた。
この世界をつなげてはいけないよ。夢
この力は特別なんだ壊れてしまうよ。
えーそうなの。でもそれはそれでいいよ、面白そうだ。
なら、止めてあげるよ。
夢くんの邪魔はさせない。
死生くん任せた。
任された。よし、この数年で力の使い方は覚えたんだ。
神々が話す。無理だろう最強と人では。負けてしまう。
拳を握り超加速で神を殴る。
衝撃波がとぶ。
顔に当たったが、無傷ぽい。
そして、蹴りと拳の連打でたたみかける。
が、すべて効いてないぽい。
なんでだ。
そんなこともわからないのだな。
次は神が行くぞ。ただの拳プラス衝撃波。
人が吹っ飛ぶ。
強さの桁が違いすぎる。
なんだよこれ。拳を打った方角がすべて更地になった。
死生感もズタボロだが、力で、回復する。
なんだ回復できるのか?
だったらなんだ出来ないなんて言った覚えはないが、
俺がさっきしたのは、ただの回復なんだぜ。
なかなか強い拳だったから痛かったがダメージを負った瞬間一瞬で直した。