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ずるずると引きずる

「おはよー。」

「おっはよ〜。」

「おーっす。?どったの?」

「いや、チョット...ね。」

「卒業したくないとかー?」

「まーね...。」

「分かる〜、私も同じ〜。」

「アンタは楽したいだけだろ。」

「まーね〜。」

(急げ、もう時間が無いんだ。)

(大長殿、フェイトポイント見つかりました。)

(時間はどうだ。)

(3ときほどです。)

(よし、それまでに終えられるか!?)

(それでしたら問題ございません。)

(よし頼むぞ。)

「そろそろ用意していこっか。」

「お腹減ってきたしね。」

「最後の朝ごはん食べに行こう!」

かくしてこの3人も、食堂まで向かうのであった。

(バランスは今どのくらい壊れている。)

(25%です)

(まずいな、全力では無いが、私も手伝おう。)

(すみません。)

(謝るな、私のミスでもある。)

(フェイトポイントセットオン、タッチアップシークエンスイン。)

(ありがとう、希望を守るためにみんな、今一度 頼むぞ。)

(((はい。)))

「おはよ」

「おっはよ〜。」

「おーっす。」

「おはよう。」

「うん、おはよ。」

「やあ。」

「朝ごはん何かな〜?」

「別になんでもいいだろ。」

「じゃあそこらの雑草な。」

「なんでそうなるんだよ。」

「私ウニがいいかも。」

「それは出ないんじゃないかな。」

「ついたみたいだよ。」

「だな。」

みんなの向かった先は、食堂だった。

「じゃあ、すわろう。」

「それではお手を拝借、いっただっきまーす。」

「「「いただきます。」」」

「あ、うにあった。」

「「「なんであるんだよ。」」」

「山でもウニ出るんだ。」

「珍しいですか?」

「はい、あのこれは?」

「最後にと思いましてね。」

「そうですか、ありがとうございます。」

「いいんよ。」

(フェイトポイントタッチアップイン。)

(スタートアップ・クロックアップソース確認中...)

(残り2を切りました。)

(1ハーフか)

「「ごちそうさまでした。」」

「「「「ごちそうさまでした。」」」」

食事を出た一行は各自旅館出る準備をした。

「まって〜」

「もうみんな用意できてるよ。」

「1時間後にバス来るぞ。」

「速く〜。」

「なんで遅れたの?」

「お・め・か・し。」

「ごめんなさい今終ったから〜」

「よし行こうか。」

一行は民宿を後にした、彼等は帰りの新幹線行きのバスに向かって歩いて行った。

「アチイ〜。」

「季節感覚バッグってんのか?」

「バグってんのは君の頭の中。」

「いや今2月だぞ。」

「オーストラリアは夏だし。」

「ね〜、バスまで後な〜んぷ〜ん。」

「分じゃないけど目的地は見えてるよ。」

「遠いな〜。」

「頑張れ。」

「楽しかったよね〜。」

「まあな。」

「まだ終ってほしくないな〜。」

「ありがとうな。」

「?」

「ねー、旅館があんなに小さくなってる〜。」

「本当だ。」

「アンタに言ってない。」

「はいはい。」

「ふふ。」

「どうした。」

「あの二人の距離なかなか埋まらないなって。」

「そうだな。」

「どうしたの?」

「今ね、これから最後の場所に向かうんだなって思ってさ。」

「そうだね。」

そうこうしているうちに、彼らは後にした旅館が見えなくなり、代わりにバス停が見えてきた。

「あのさ。」

「ん?ああ記念写真?」

「おー撮ろう撮ろう。」

「アンタ薪取ってきて。」

「なんでだよ!?」

「よし撮るぞ!!」

「あのー」

「はい、何でしょう。」

「良ければお撮りしましょうか。」

「いいんですか。」

「はい、構いませんとも。」

「でしたらお願いします。」

「では行きますよ。はい、チーズ。」

「「「イェーイ」」」

「これでいいですか?」

「はい。ありがとうございます!!」

「「「ありがとうございます!!!」」」

「いえいえ。」

(残り時間は!?)

(1のときを切っております。)

(よーし、ここが正念場だ、やれるな!?)

(当たり前っすよ。)

(意地の見せ所っすよ。)

(行くぞー)

(((おおーー!!)))

(確認完了、オープンソース確認、世界線構築中...)

「バス何分に来る。」

「後6分だね。」

「はーい、薪広い開始ー!」

「だから何でだよ!!。」

「まだやってる。」

「そうだね。」

「ん、あれは?」

「バスだね。」

「?何できてるんだろ?」

「あっこれ時間いまだ。」

「じゃあ早く乗ろう。」

「みんなごめーん。」

プーッ、プシュウー、バゴン。みんな急いでバスに乗った。

[発車します。]

「危なかったー。」

「ほんとそれ。」

「ごめんなさい。」

「でも面白かったね。」

「薪は?」

「そしたら乗れなくなっちゃう。」

バスは動き出した。それはいつもと変わらず、日常という歯車により動かされているように。

それに乗る彼らは同じ日常なのか、はたまた運命なのか。

青春は終わると切なくなりますよね。

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