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鬼として生きる(仮題)  作者: 兎丸
1/8

プロローグ

俺は今年で40になるが社畜人生だった。


どれだけ残業しても残業代が出ない超ブラックな会社。


おまけに上司は仕事をしないで俺たちの給料の一部を着服していた。


それでも俺は必死に働いた。


唯一の楽しみであるアニメやゲームのために。


しかしそれも今日で終わる。


目の前にはニヤニヤした上司。


俺は先程会社のクビを言い渡された。


後悔はない。


俺はそのまま会社を出て行った。


そんな時だ、大きな音とともにトラックが突っ込んできたのは。


俺は足がすくみ何もできないまま跳ね飛ばされた。


重い衝撃が身体中を走り気がつけば俺は地面に転がっていた。


あぁ、俺はこんな所で死ぬのか・・・。


どうせ死ぬなら長生きしたかったなぁ。


『ユニークスキル【長寿】の獲得・・・成功しました』


はぁ、死ぬ前だからなのか?変な声が聞こえる。


・・・・・もし、もしも次の人生があるなら・・・・・・・・・・健康な体で生きたいものだな。


『スキル【健康】を獲得・・・成功しました』


あぁ、もう・・・・ダメだ・・・な。


俺はそのまま意識が落ちた。





















「は?」


起きるとそこは天国のような草原でも地獄のような火山地帯でも柔らかいベットの上でもなかった。


俺は大きな洞窟?のような場所の大きな部屋にいた。


前と後ろには扉がある。


「・・・・・は?」


俺の体は何故か筋骨隆々だった。


そして、頭に違和感がある。


そーっと、手を伸ばすと硬いモノが2つ付いていた。


「・・・ツノ?」


人の体で頭にツノがある生物。


小説やアニメでしか見ない存在。


「・・・鬼?」


しかし、そんなものは存在しない。


そこから俺はとある可能性に目をつけた。


テンプレ的な展開。


「ステータス」


すると目の前に半透明のウィンドウが現れた。


名前:

種族:鬼人

総合戦闘能力:B+

ユニークスキル

【長寿】

スキル

【健康】【体術】【剣術】【身体強化】【気闘術】

称号

【転生者】


「・・・多分中くらい程度には強いのかな?」


俺はよく分からずに『気』を纏うように意識する。


ほわわ〜ん


何やら体にホワホワしたオーラみたいなのがくっついた。


どうやらこれが『気』のようだ。


「これを纏って戦えばいいのか?」


俺は拳に纏わせた状態で壁を叩く。


バコン!


それだけで壁に俺の拳がめり込んだ。


「oh」


まさに言葉にならない。


これでは間違いなく生き物とか殴ったらグシャ!ってなるだろ。


まぁ、そこはもう慣れていくしかない・・・のか?


俺はとりあえず起きて正面にあった門を開けて出て行った。


ーーーーーーーーーー


異常事態発生


階層主が自我を持ち部屋を抜け出しました


最下層のベヒモスを起動


コアの守りを強化します


迷宮の防衛を第一に考えます


個体ナンバー001を『異物』に認定


迷宮生物は見つけ次第駆除してください


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