補足
・登場人物の名前
颯人:中国語読みでは「サーレン」 日本語読みでは「ハヤト」
美帆:中国語読みでは「メイファン」日本語読みでは「ミホ」
亮 :中国語読みでは「リャン」 日本語読みでは「リョウ」
芽衣:中国語読みでは「ヤーイー」 日本語読みでは「メイ」
・メイファンの病気
糖尿病。昔の西洋での呼び名は「ディアベテス・メリトス」
メイファンの目が見えなくなったり足が腐り始めたのは、その末期症状。
ガレガソウという薬草はかつて糖尿病の症状を和らげる薬として知られていた。
・ハヤトたちのいた学校
転生後のハヤトの母親が務めていた学校。サーレンのいた村と同じ信仰を持っている。
・慈母観音
ハヤト編の聖堂、サーレン編の村の寺とメイファンが死んだ教会にあった慈母観音像は、別名「マリア観音」。江戸時代に中国から日本に伝来し隠れキリシタンの信仰の対象となっていた。
・図書室にあった絵画
ハヤトが見ていった順に
1.ボッティチェリの「地獄の見取り図」
2.ミケランジェロの「最後の審判」
3.作者不明。仏教における地獄絵図
・黒縄
元ネタは仏教における「黒縄地獄」
「盗み」と「殺し」をした人間が放り込まれる地獄で、燃え盛る黒縄に体を焼かれる。
・メイファンの詠
タイトルの「孟姜女」は中国の民間伝承に登場する人物。歌詞は同名の中国の民謡曲を和訳したもの。秦の始皇帝・蒙恬の妻が、夫を失い悲しむさまを詠った歌。
・曼珠沙華
和名は彼岸花。
花言葉は「再会」「情熱」「独立」「想うはあなた一人」「また逢う日を楽しみに」など
・黒バラ
花言葉は「決して滅びることのない永遠の愛」。