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第6話

 とりあえず、リュートへ報復するために、手頃に狩り易いモンスの一覧を作ってみた。


 ……良し。これで、リュートは序盤から、グリフォン・ワイバーン等と言った上級モンスターと戦わねば、戦闘が行えなくなる。


 ……と、考えたところで、はたと我に返る。



 うん。イジメ・ダメ、絶対に。


 今回は、警告だけにしておこう。



 確かに、私は恐らく私の意思で、女性キャラクターを選択した。

 というか、私はコンピューターゲームをする場合、女性オンリーパーティーを極力組もうとする習性があった。だから、女性キャラクターを選んだのだろうと予想は出来る。

 だが、自分が女性扱いされるのが、こんなに嫌だとは思わなかっただけなのだ。


 だからといって、簡単に報復という目的を設定したが、手段を考えた時、これはイジメだ。


 私は、イジメを受けた経験がある。


 だから、私はイジメをしたくない。


 ……GMコールで警告をしてもらう、って手もあるなぁ……。


 まずは、方向性を180度近く転換する方針で考えねば。



 ただ。

 集団で私を持ち上げて、その集団のコントロールをリュートがするなら。

 奴は敵として扱う。


 とりあえず、例の女神がどうとかこうとかのスレを覗いたら、リュートはいつの間にかスクショを撮っていたらしく、他の連中に『ロリコン』扱いされていたので、大分溜飲は下がった。


 しかし、私の能力は、下手をすれば、自分の世界の全ての生き物を殺して、孤独に世界を生きるところまで暴走したら取り返しがつかない、と気付き、他プレイヤーさんは重要と思えるようになった。

 何故ならば、プレイヤーキャラクターは不死の存在だからだ。

 プレイヤーキャラクターが死亡した時点で、その戦闘の開始状態から、NPC敵キャラクターを排除し、入手物等を経験値も含めて得ていない状態で戦場が復元するからだ。デスペナルティは、ほぼ無いと言って良い。


 なので、PKは正直、趣味でやる人でもなければ、得られる物は何も無いのだが。

 拷問?プレイヤーキャラクターには、『投了』の権利が与えられている。

 それぞれの世界を持っているので、その世界からの逃亡や追放も可能だ。

 拠点への帰還も可能だ。

 睡眠時は無敵状態らしいし。


 さて。リュートはしばらく放置して。


 うん。闇王さんへは、私と同等の武器をプレゼントしよう。


 変幻自在だが、イメージを明確にしないと、思い通りの形と性能にならない。

 分子レベルで、水の特殊結晶を作って、イメージ通りの性能を与えようと思って、中々満足のいくレベルに出来なくて、とりあえず、その結晶を中2の頃に名付けた名前で『アルフェリオン』と名付けたら、完全自由自在となった。

 というか、自分のオリジナルの素材を作れるとか、スゲーwwwと思ったが、防具も作った時点で、最早、このレベルだし、魔王相手でも負ける気がしない、位に思ったが、流石に、魔王はもっと強いだろう。


 紅百合さんへの追加報酬も、同じで良いかな?


 さて。じゃあ、メモも残したし、後は明日の朝にメモに書いた順に午前は過ごせば良いから、今夜は眠ろう。


 しかし、早めに、自分の身体にムラムラと来るのには慣れておきたいが、まぁ、それまでは仕方あるまい。


 多少の夜更かしはしたが、翌朝は、スッキリと目覚めることが出来た。


 さあ、まずはメモの通りに過ごそうか!

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