表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/32

プロローグ

色々あって、アカウント削除も不可になってしまった別ペンネーム自作品の設定を一部、流用しております。

作品の出来が悪いことは分かっておりますが、『面白い』と思ってもらえたらいいなと思って、連載して行こうと思います。

 ……事故に遭った事は覚えている。

 その後の記憶が曖昧だ。


 気が付けば、3歳の頃から、鍛錬を行っていた。当然、現実でではない。ゲームの世界の中で、だ。

 現在、12歳。

 プレイヤーキャラクターであるならば、冒険者ギルドへ登録しなければならない歳だ。


 私は、30代は過ぎていた覚えがあるが、このゲームに意識を投入された年齢は覚えていない。義務教育を受けていなければ、7歳から学校に通い、12歳で冒険者ギルドに通いながらもあと3年間は義務教育を受け、それから冒険者として巣立つのだが。高校・大学レベルの勉強をする事も可能だ。でないと、現実に戻った時に、希望する職種へ就職する知識・技術を持っていない、ということになるのだから。


 基本は、オープンワールドのVR型ゲームでありながら、攻略用掲示板で仲良くなれば、他者を自分の世界へと誘ったり、他のプレイヤーの世界にも、許可を得られれば入れる。


 だから、誰もが、この世界の一国の王になることも可能なのだ。


 ただ、私は何の因果か、男だったはずの、女性型キャラクターだ。

 種族は、混血で堕天使の属性が強く、竜族の血も混じっている。

 なのに、両親は人間(混血)で、堕天使としての属性が強く出ているというのも、背中に一枚だけ、黒い羽根が生えているだけなのだ。もいでも一週間もすれば生えてくるし、竜族の血に関しては、炎のブレスが吐ける。

 そして、職業は『言霊使い』。


 良く分からんが、事故前の私が精神障がい者であったが故に、事故を切っ掛けに、蘇生手術の間、蘇生カプセルに封じられて、意識のみ、ゲーム世界内へダイブさせていて、錯乱した精神のままキャラクター作成を行った結果が現状らしい。

 ちなみに、西暦で2030年を何年越えたかは忘れたが、人間の健康寿命を200年以上にするという画期的な発明でノーベル賞を取った者が居たため、私は、『この損傷では一生完治までは至らないかも知れない』と言われながら、完治まではこのゲームの世界に閉じ込められるらしい。

 通常、3歳位からこのゲームを行う者は居ない。ちなみに、身体に障がいや負傷を持っている者を蘇生カプセルで完治までの間のみ、行えるゲームだ。何の損傷も持っていない者は、当然、他のゲームを行う。

 その間を繋ぐ世界のゲームを作る計画もあるらしい。


 とにかく、パソコンのオーバーフローを回避する計画の早期実現から、コンピューターを中心とした技術改革が凄まじい時期があった。


 私など、その時期に運良く自分の有限会社が利益を上げて、大金が転がり込んで来ただけだったのだ。事故を切っ掛けに退職、但し、退職金はかなりの大金であって、恐らく一生、お金に困らない生活を送ることも出来るだろうと言われた。正直、贅沢の限りを尽くしたら一瞬で消し飛ぶだろうと思ったが、黙っておいた。


 だから、一生、このゲームの世界の中で生きていける。



 この辺りまでを、何とか見つけ出したGMコールで、8歳頃、聞き出した。意識がはっきりしたのも、8歳の時だ。



 問題は、私には希死念慮があったことだろう。


 何度、自分自身に向けて、「死ねば良いのに」と呟いたことだろうか……。


 それでも、痛いのも苦しいのも嫌だから、自殺出来ない、ダメ男……男、なのだろうか……?――なのだが。


 だから、冒険者として生きるべく、鍛錬を続けて来た。


 そして今日、冒険者ギルドへ登録へ行く――

予約掲載で、7日連続で掲載したいと思います。

極端に短い話が今のところ1話あるので、その話の掲載時は、2話掲載したいと思っております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ