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枕の下に 希望の上に(6)

得失の花

歓呼する者達の

その背中には

途方も無い重量がかかっている

理由には

誰にもわからない物が

含まれているのだ

持たざる者が

とやかく言う事は出来ない

そうさ

足軽と武将みたいな

差があるのだ




チアノーゼの心情

鬱血した正しい部分

瘡蓋が取れたのは

不意だったから

その後

また化膿する

乾いているのか

湿っているのか

繰り返している内に

どっちでも良くなった

黙り

得失の花




黄色のモップが移動する

真っ新な雪原

雪溝に嵌って

コンと鳴いた

その響きは

空にぶつかって

黒い真空の部屋に抜けた

そのままだったから

意識も

黒い真空の部屋へ

移動して行く事だろう




太い細いの身体は

潜性の間引き

森羅万象から抜き取られた

二つの数字

拳拳服膺にして

余計な恐れと

立て前が下手くそだから

毛嫌いする人

自らが使いこなせない物に

取り憑かれている姿

時無し

得失の花


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