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書き直します。メモとして残しておきます。『シャノワーティブ』  作者: 我が名はI.H。
勇者の1日目(ほぼ解説編)
5/5

04話 王と姫の話。

書き直します。

めっちゃ中途半場ですみません。

0()2()()()()()()()()()()()()()

 時間は竜輝とアークが王の書斎を出てから約10分後、場所は王の書斎内。

 「元の世界に帰還する事が出来ない事を伝えましたか!?」王の娘のエメナ=ノーツは、王へとその様に尋ねた。

 「そのことは、ディアンに頼んである。」王のアスト=ノーツは、娘のエメナを見てそう伝えた。

 エメナはそれを聞き「そうですか、」と言い、少し不安そうな顔になった。

 「ですが、その彼が勇者の道を選択するとしたらどうするんですか?現在は城内で多少の噂になっている程度ですが、彼らに知られたら、」エメナは、このように王へと伝えた。

 アスト王は神妙な顔をして「あの魔王教(まおうきょう)の事だな。」と、エメナへ言葉を返す。

 ()()()

 魔王教とは、元々噂でしかなかった宗教団体のことである。

 今から7、80年前、魔王と言う存在が誕生して間もない頃に遡る。

 この時期に魔王を『称える者』が噂され、次第にそれが魔王教と言われる様になっていた。

 現在彼らは、魔王を絶対とする思想を持つ宗教団体だと言われている。

 この宗教が明確にそうだとされたのは、この時期に発生しだした冒険者の魔物の森での複数の不審死がきっかけである。

 死因は心臓を魔法により貫かれたことであるが、何らかの理由で自身の手足を折ったと見らる人。

 噛み千切られたらしき複数の痕があり、それによる大量出血により亡くなったと見られる人。

 複数の打撲痕があり、首を掻っ切られ亡くなっていた人。

 近くに水源の無い場所なのにも関わらず、ブヨブヨになって溺死していた人など。

 これらはどれもが人為的なものである。

 そして、殺されたこれらの人には共通点がある。

 これらの人の全員が森へと向かう前や森内で魔王を馬鹿にした発言をしたり、魔王を倒す決意を表明していた者達であった。

 このことから、これらは魔王教の者によるものとされていた。

 これらの出来事は、勇者出現前の出来事である。

 勇者出現後からは、この不審死と言うのは減少していた。

 そして、次の事件によって魔王教の存在が明確とされた。

 さらに、魔王教は少なくとも9人以上で構成されている組織だと推測された。

 その事件は、

 ()()()()()()()3()()()()()()()()()()()()()()()()()である。

 これは、勇者一行が魔王城へ攻め込む直前の出来事。

 勇者一行が魔王城のある大陸中央へ馬車での移動中、魔物の森付近へ近づいた際、

 その森から3人の魔王教を名乗る者たちが現れ、勇者一行へと襲撃をした事件だ。

 襲撃者は、それぞれが自身を魔王教と名乗り、階級らしき事も発言していたらしい。

 一人は、小柄でローブを羽織っており、子どもの様に見えたという。

 戦闘スタイルは、2本のナイフを使っての攻撃が印象的だったと言う。

 声は少年の様であり、「僕は魔王教第九位、シゴナ。」と名乗ったと言う。

 一人は、ローブを羽織っているのは変わりなく、白い肌に赤い目と純白の髪だったらしい。

 戦闘スタイルは、謎の黒煙による目くらましをして、その状態から打撃などの肉弾戦が特徴的であったと言う。

 声は女性の様であり、「私は魔王教第八位、ジプト。」と名乗ったという。

 一人は、細身であり、緑色の虫を模様な全身を覆う甲冑身に着けていたらしい。

 戦闘スタイルは、周囲に生息していた虫を操り、その虫による攻撃がとても気色悪くて特徴的であったという。

 虫を操っていた本人は、遠くから眺めていただけだったという。

 声は少しかすれた成人男性の声といった感じで、「俺は魔王教第七位、バマサだ!」と名乗ったという。

 これらの情報は、勇者一行を魔王城付近へと乗せて行った馬車の御者(ぎょしゃ)からの情報だ。

 この3人組による勇者一行への攻撃は、どれもがまるで重装備の騎士に子供が小石を投げている様なものだったという。

 彼らの攻撃全てが負傷を目的としたものではなく、勇者一行の力を試すような感じであった。

 結果的には、彼らは1時間程の死闘の後に何処かへと去って行ったという。

 この際の勇者一行は、多少の擦り傷程度の軽傷を負った程度だったらしい。

 魔王教を名乗った彼らはというと、かなりの負傷をしていたという。

 この後勇者一行は十分に回復をして魔王へと挑んだのが、結果的に全滅をした。

 その為この出来事は現在では、魔王教のこの3人が魔王に挑むものとして勇者の力がどれほどのものなのかを試しに来たものとされている。

 そして、魔王に勇者一行を全滅させるように仕向けることで、魔王の力を知らしめるのもこの襲撃にはあったと思われている。

 魔王の詳しい戦力というのは、現在でも不明である。

 もしこの襲撃が上記の目的も含まれていたとすれば、魔王教の者達、もしくはその中の誰かが魔王の力を知っていると言う事となる。

 このことの審議は、現代でも不明である。

 ()()()()()()

 現代の魔王教はと言うと、現代でもこの宗教はハッキリとしないものである。

 ただ、確かにそれは存在している集団とされている。

 現代での彼らの立ち位置は、この世界で最も敵に回してはいけない者達とされている。

 その理由は、勇者敗北後、この者達による殺人が増加した為である。

 さらに、国はこの者達に賞金を懸けているが、この数十年間ほとんど成果は無い。

 その間、強いと言われていた冒険者もその魔王教にやられている。

 その冒険者は、B級ゴールドランク冒険者であったことから、少なくとも彼らの力はエクストラランク以上であるとされている。

 ()()()()()()()

 冒険者には、魔法属性の東急

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