77話 「全国トップドライバー 永谷 龍影」
河本が練習走行を終えると、スタート地点にクルマを並べた
河本「これが最後のバトルか」
塚本「あぁ 4戦、少ないと思うけどどれも大事なことに繋がるものやったろ」
河本「きっちりと決着を決めます!」
河本と塚本が話していると駐車スペースの方から一台のクルマがやって来た
河本「え!? あれって!?」
塚本「間違いないな、あれはWRXじゃないか」
河本達の目の前に現れたのはWRXであった 河本のWRXの横に並ぶと永谷が降りてきた
永谷「意外だったか?」
河本「いや、想像もしてませんでした 同じWRXなんて」
永谷「ん? 一つ弁解しておくがこれは、WRXでも君のWRXとは車種が違う」
河本「まさか、S4!!」
永谷「御名答 こいつはWRXS4だよ 年式は近いだろうけど」
河本「厄介な相手だな…」
永谷「君のはWRXSTI、どちらが速いWRXか決めても見るか?」
河本「いや、あなたとのバトルで速さを決めますよ」
永谷「そうか、始めよう」
そう言い永谷と河本はクルマに乗り込みそれぞれ最終確認をしていた
WRXSTI
塚本「緊張してるか?」
河本「結構…」
塚本「最後に言うけど河本、お前は強いんや幸運かも才能かも努力かもしれん だけど全部最後は河本の味方になってくれる チームの皆、星野さんや大河とかも信じてる だから胸張っていけ」
河本「分かりました、元気出ました 悔いだけは残しません」
塚本「あぁ、あと最後に」
河本「はい?」
塚本「こっちに有って、相手に無いものを終盤使え それじゃあな」
河本「こっちに有って相手に無いもの… なぞなぞかいな…」
WRXS4
永谷「そうか、ありがとうな」
収集員「いえ、お役に立てるなら」
永谷「そうか こんな事言っちゃ悪いがデータなんてものは利用できるのは半分以下程度しかない バトルになると思いもよらない進化を発揮することがある そうなったらデータなんてものは役に立たない」
収集員「えぇ、よく分かっています」
永谷「だが、役立てる事はできる ありがたく使わせてもらう」
収集員「頑張ってください」
永谷「あぁ」
それぞれ最終確認が終了し、クルマから人が離れると二台は吹かし始めた そして…
塚本「カウント行きます!!」「5、4、3、2、1、GO!!」
合図とともに二台が飛び出して行った 最初は互角の加速力を見せつけていたがWRXS4が徐々に後ろに下がりWRXSTI、先行でバトルがスタートした
77話END「全国トップドライバー 永谷 龍影」




