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蒼き閃光  作者: 白江瀬名
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67話 「短期決戦」

斎藤の乗るランサーエボリューション9、河本の乗るWRXSTI、どちらも4WDで雪での走破性は高い しかし、そのポテンシャルはドライバーによって変わってくる 河本と斎藤はどちらも高い技術があるが経験で言えば斎藤が上回っている そこを河本がどうカバーしていくかが大事になってくる


河本(予想はしてたけど、やっぱ速い クルマもそうだけどコーナーの対処が上手い 本当に雪道を走ってるんか?)


斎藤(これでもまだ余力は残してる こんなとこで離れたらやる意味もないしね)


二台のクルマは、離れることはなく一定の間隔で走っていた コーナーでは、ランエボが入口から出口まで描いたラインで走れているがWRXは入口では良いものの出口手前で膨らみ始めアンダーステアになっていた


河本(やっぱ膨らむ… でもどうしてランエボは理想的なラインで走れるんや…)


スタート地点


塚本「河本は今んとこ付いて行けてるみたいですけど…」


星野「長続きしないだろうな、そのうちスパートをかけられて千切られるだろうな」


高速ステージである今回のコース、コーナーは高速コーナーが合ったり時々低速コーナーがあるといったものである ランエボはコーナーではとても速かったが長いストレートがあると後半僅かにWRXが近づく事ができた


河本(ストレートの後半で幾分か近づけるなんでや…)


斎藤(流石にストレートだと追いつかれるか でも車速が乗れば乗るほどブレーキングポイントがシビアになる)


二台は、コース中盤に入っていった 中盤はストレートが長いもののコーナーが増えそのコーナーも減速をきっちりとしないと曲がり切れない


河本(ムズい、やっぱ練習の時もそうだけどブレーキングポイントが速度が違えば結構変わってくる でも、できない事はない)


斎藤(そろそろ引き離すか付いて来られたら、こっちの負だ 一本目で決める)


河本(ペースが上がってる! 絶対に付いて行く!! そして、ターンしてダウンヒルで決める!!)


周りに居たギャラリーはここまで付いて行けてる事に驚いていた


ギャラリー「何故にあそこまで付いて行けてるや」


ギャラリー「それに関しては解らないな でも、斎藤が雪道で離せないって… まさか、引っ張ってた?」


ギャラリー「そんなことする必要があるか?」


ギャラリー「それは本人以外は解らない でも、ペースが本気で引き離す感じだった まだ、中盤でダウンヒルもある どうなだろうな…」


スタート地点


塚本「もう、ペースが上がってる 短期決戦ってわけか…」


星野「そりゃそうだろ、相手のランエボFF寄りの駆動配分にしてるからな」


塚本「え? なんでそう思うんですか」


星野「簡単なことだよ」


67話END「短期決戦」

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