61話 「ラストスパート」
端嶺(さて、じっくり見させてもらった さて、何本目で終わらせるか…)
河本(きつい、さっきよりペースは速い それに前に相手が入れるのにプレッシャーが凄い! でも、全開じゃない 短期決戦で終わらせないと…)
二台が、一本目と同じようにスタートしていた しかし、ペースは河本が走っていた時よりも速かった
ギャラリー「流石だな、ここで何千本も走り込んでいるから洗礼されている」
ギャラリー「でも、WRXの方も凄いよ たった数時間でここまで走れてるんだから」
ギャラリー「というか、異常だよ どうしたらそんなことできんだよ…」
二台は、ペースを落とすことはなく連続S字セクションに入った この連続S字セクションは、コーナーのバリエーションが多く距離や角度が様々であり難所のポイントである 河本も練習走行のときはラインに困ることがあった 先行で走っていた時もそうであったが、後追いでは前のs2000の走りを参考に走っていた そして、連続S字の終わりでは離されずに喰い付いていた
端嶺(参考にされたか それはともかくラインがさっきより詰めれている 最初は、今より少し甘かった 前の走りを見てすぐさま自分用に適用させる 頭で考えるより先に体が反応しているだろ 俺だって、できない 才能と言うしかないか…)
河本(ギリギリだけど付いては行けてる ラインもさっきより良くなってる 自然と体が先を予測して動いてる よくわからいけど…)
二台が頂上でパイロンをターンをして下りへと入っていった
端嶺(長期戦と言いたいが、今回は勝手が違ういつもよりペースが2割ほど高い 三本目で勝負に出るか あまり自分の気持ち的にあれだが、タイヤの事を考えると今のままじゃ5本も持たない)
河本(まずいなこのままだと相手の手の内で踊らされるままだ どうする、三本目にもつれ込むか、この二本目で勝負に出るか、、、 どうする、、、)
端嶺(なんだ、このモヤモヤとした感じ、相手からのプレッシャーなのか ここは、耐え抜き確実に次で前に出させてもらう!)
連続S字セクションでは、河本は迷いがあったのかラインが少しフラフラとした感じで終えるところでは差が開きつつあった
端嶺(離れた、どうゆうことだ でも、離せる 理由は分からないがおそらくさっきの感じたのが作用してるのだろう だが、ラッキーだ 終わりにしよう)
河本(クッソ! 決められない もし、勝負に出ても決められないかもしれない 落ち着け 今の状態から考えるんだ タイヤは持つか、、、いや、このペースだと持たない ならタイヤを使い切って追いついて前に出る そしたら、どこで前に出る? コース中盤のストレート! それまでにこの差を詰める!)
河本は、落ち着きを取り戻しどこで仕掛けるかを決めた それは端嶺も感じ取っていた
端嶺(相手からのモヤモヤが無くなった この二本目で決めるつもりか! なら、このまま逃げさせてもらうゴールまで鬼ごっこと行こうか!!)
61話END「ラストスパート」




