55話 「復帰戦」
復帰戦当日
河本「よし、気合入れてやるか」
塚本「気合十分やな こっちは不安やったけど問題無さそうやな」
河本「まぁ、心配しないでください それで、相手は?」
大河「俺だよ」
河本「大河さん、ってことはクルマは…」
大河「エボ10だな 前の時にじっくり見させてもらったからなそれを踏まえて相手をさせてもらう」
河本「よろしくお願いします」
二人は、クルマを並べ、スタートの準備ができた
塚本「カウント行きます!」
合図と共に二台は吹かし始めた
塚本「5、4、3、2、1、GO!!」
塚本が手を降ろすとWRXSTIとランエボが同時に飛び出した その後、ほとんど差がつかなかったが僅かながらにWRXが先に出た 第一コーナーでWRXが完全に前に出る展開となった
大河(やはり、ストレートの最後あたりで前に出られるか パワーは、この感じだとあっちが上か だが、大差はない)
河本(前に出れたけど多分すぐに前に出られる できるだけ離す方がいいか)
二台は、セクター1を越えセクター2の中盤に差し掛かっていた その時、大河が仕掛けた ランエボはあえてインサイドから仕掛けていった そして、その近くには澤谷と室沢がいた
河本(インから来ただと!? でも、頭を抑えれば!)
大河(甘い、まだまだだよ!)
河本(しまった! この先で、インとアウトが逆転する!)
室沢「カウンターアタックか、上手いもんだ 昔からタイガはカウンターアタックが上手かったがさらに上達してるな」
澤谷「広樹くんはまだ、ああいう何手か先を呼んで仕掛けるっていうのが慣れてないし対処の仕方も全然やしな だめかなぁ…」
室沢「いや、そんなことはない そのうち何かするよ彼は…」
二台の差が少しずつ離れ始めた このことに河本は焦っていた 今までに感じないほどに…
河本(まずい コーナーの脱出で出遅れる 練習の時はそんなこと無かったのに)
大河(焦ってるな、チャンスはものにさせてもらう!)
河本は、焦っていたものの少しずつ落ち着きを取り戻し始めた
河本(だめだ、こんな時に焦ったらミスを連発するだけだ 深呼吸しよ 落ち着いて)
「スッーハァー よし! 追いついたる!!」
55話END「復帰戦」




