51話 「乗り越えて」
麓まで行った4台は頂上に戻ってきた
河本「楽しかった~ こんなに違うんや 想像以上や」
星野「そりゃそうやろ 馬力は上がってるし駆動系もいじってるしな」
室沢「それでも踏めてなかったやろ 前半遅かったで」
河本「え? 踏めてなかったですか?」
室沢「ああ、8割ほどしか」
桜優「お兄さん、怖かったの? しんどそうだったよ…」
河本「そうなん?」
桜優「多分…」
星野「もしかして、また壊れるのが怖いのか?」
河本「少しですけど、怖いです… また、WRXがインプレッサみたいになるんじゃないかなって…」
星野「そんなことならん、それにEJ20は壊れにくいエンジンやからガツンと踏んでみ そしたら、そのクルマは河本くんの期待以上の成果を出してくれる」
河本「分かりました、やってみます」
星野「その意気や」
塚本「そうだ、室沢、河本の相手やってくれへん」
室沢「ええけど」
その後、室沢と河本がスタートラインに並び準備をした
河本「創設者の人とやるのか… 怖いな…」
塚本「そんなこと考えない方がいいぞ いつもどうりやってけ」
室沢「久しぶりにバトルか どこまでの実力か楽しみや」
大河「ブランクがあるんちゃう?」
室沢「あるかいなそんなのタイガの方こそなまってなかったか?」
大河「アホか」
澤谷「カウント行くぞー!」
合図と共に二台が吹かし始めた
澤谷「5、4、3、2、1、GO!!」
二台が同時に飛び出した スタート直後はほぼ並んでいたがR32がWRXの後ろに付いた
塚本「室沢のやつ、わざと後ろに付いたか 河本の様子を伺うつもりか…」
澤谷「そうなるとどこで仕掛けるのか…」
室沢「さーて、どれだけの実力かな」
河本(先頭で逃げ切れればいいけど…)
二台はその後セクター1を越えセクター2に入っていた
河本(何だろ… R32が微妙に詰めてきてる特にコーナーの出口ら辺で…)
室沢「良い腕やな 思ってるよりやるな ペダルワークが繊細やな しっかりパワーをコントロールしてる 燃えてきた!」
2台が直角コーナーに差し掛かろうとした時、R32がアウトにラインを寄せ頭半分入ってきた
河本(ここで!?)
室沢(こんなとこでは仕掛けない、だがもう少ししたら仕掛けてみる 大体わかったしな)
セクター2を抜け、2台は連続ヘアピンに差し掛かっていた
室沢(さて、行くか)
河本(仕掛けられる気配がジリジリとする なんというか、今までの人とは一層違う!)
2台は連続ヘアピンに差し掛かった その時WRXがコーナーの出口でアウトに走った、R32はその内側に入りヘアピンでアウトから入るラインになった
河本(アウトに振った! でも、何故…まさか!)
室沢(さーて、前に出るか!)
51話END「乗り越えて」




