海底パイプライン(あらすじ二) 皇紀二六八五年十月十一日現在
変なモノを開発するNJSでは、新規事業が始まっていた。
その名もズバリ『AV事業部』だ。一課は謎。二課は2Dのエロ画像、そして新しい三課は、その名の通り『3D』に対応すべく創設された部署であった。集められたのはNJSでも指折りの『魔法使い』である。つまり、その道の『精鋭』と言って良い。
彼らはそこで『新企画』のプレゼン会議を行うが、そこで部長の江口宏実は、全ての企画に対しダメ出しを行う。彼が、又は彼女が求めていたのは、そんな生易しいモノでは無かったのだ。
代りに登場したのが牧夫であった。試作品を手にして。
一方の吉原。ヘリで吉原ビルの壁に激突した井学大尉だが、実は人質となっていた。巨大な吉原ビルには『歓楽街』があり、ヘリはそこへ突っ込んだのだ。そして無傷とは運が良い。
しかし、突っ込んでいる最中に突っ込まれれば、人はどう思うか。
客は勿論、経営している組織にしたって『お疲れ様』とは行かぬ。
そこで石井少佐、いや中佐は青森から東京に踵を返す。可愛い部下を取り返すために、嫌いな飛行機にも搭乗し。当然勝算はある。
艦隊の司令官らしく、奪還に向けた『作戦』も用意してのこと。
ブラック・ゼロの黒田は、実は海兵隊の『大佐』であった。
今の日本軍にもう海兵隊は存在しないが、黒田にしてみればそんなの関係無い。地下組織として『元隊員』を纏め上げ、鹿島港に停泊中の元空母を狙って動き出す。結局黒井も付き合わされる羽目に。
しかし、いざ作戦決行の前に、石井中佐の『作戦』が影を落とす。
同じ頃硫黄島でも動きが。島の新人警備隊に研修が始まる。しかしそれは名ばかり。言わば『最終試験』でもあったのだ。命懸けの。
彼らの配属先が決まった瞬間、警報音が鳴り響く。侵入者だ。




