アンダーグラウンド
ブラック・ゼロは軍指定のテロ組織である。根城は東京アンダーグラウンドの中でも『危険地帯』と恐れられる地域だ。
奴らの情報は幾つもあれど、尻尾は未だに掴めていない。
日本国から転移してきた黒井保は、そんな組織の長老である黒田光男に拾われる。腹が減って歩いている所に、『ガリソンスタンド』で黒田に質問したのがきっかけだった。
物語は、二人が国道六号線で金町から東京に入る所から始まる。
黒田が運転し、助手席に黒井を乗せた大型トラックは、アンダーグラウンドの検問所へとやって来た。軍の施設に入るような感じ。
厳重な警備を無事すり抜けて、アンダーグラウンドの『主要道』を通り抜ける。そしていよいよ根城がある危険地帯へと突入だ。
そこは、今までに何人もの住人が、知らぬ間に殺されている地域だった。犯人の姿を見た者は誰もいない。全員殺されたと見られる。
二人は運よく根城に辿り着き、無事仲間と合流する。
根城で出会ったのは、ある意味『紅一点』の黒沢おばちゃんと、メカニックの黒松だった。偶然にも全員が『黒』の字が付く苗字。
随分珍しいと思ったら、実は転移した黒井以外全員偽名だった。
ブラック・ゼロの『ブラック』に、あやかったらしい。なぁんだ。
早速『次のXデー』に向けて暗躍開始。先ずは貨物列車から。
戦いを前に、黒井は彼らの『戦争観』について話を聞くのだが、どうも勘違いされている。『日本国は核戦争で敗れた』となっていて、酷く同情されているのだ。それを聞いた黒井は大いに驚く。
そして『自衛隊の現職戦闘機乗り』という前歴を隠すことにした。




