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そのⅣ

 と、ここまで仲のよいコンビの話をしてきましたがパン食い少女もとい美春はどうやら学園に到着寸前のようです。

「よし、最後のカーブ!」

と、十字路を右に曲がろうとしたら…

「きゃっ!」

「うお」

右から同じく走ってきた男性とぶつかりそうになりしりもちをついてしまいました。

「ちゃんと前をみろ、このちび!」

とその男性は美春に言ってまた走って行きました。それに対して美春は

「ちびとは何だ、こののっぽやろう。」

と負けずに反撃。しかしのっぽやろうの姿はもうどこにもありませんでした。

「まったく。あぶないじゃんか。」

美春はほこりを払いながらその場で立ち上がります。

「早く!美春。」

遠くで自分を呼ぶ声。美春はその声に導かれるように走ります。そして

「ゴールっと。」

待ち合わせ時刻から15分遅れで水野原学園に到着しました。

 一方、時間どおりに到着していた優等生は、

「なにがゴールよ。あんたのゴールは15分前に閉鎖されました。」

と機嫌が悪そうです。

「ごめんよ~千紘~。」

美春は半分棒読み状態の謝罪です。

「まぁいいけど。先生も遅れているみたいだし…。」

「先生とは私のことかな?千紘嬢。」

「おぉ!」

次に尻餅をついたのは千紘でした。なんと突然後ろから声をかけられたのです。

「こ、九重先生、いつからそこに?それに・・・」

千紘は敏感な子なので、こんな近距離にいたら確実に気づくはずです。といっても千紘の後ろには学校を囲む柵があります。つまり後ろから近づくのは不可能のはず。

 しかし、美春は、

「九重先生。幻術魔法を使って人を待つとは少々悪趣味だと思われますが?」

と、当然のような口調で会話に参加してきます。

「え、幻術魔法?」

「おお、さすがだな纐纈、ちなみに今のは九重オリジナルでな、透明魔術に障壁魔術を応用させて息の音をだな…。」

 さて、九重先生とは水野原学園管理局課という魔術の部分では校内1の権力を持つ男の先生です。さらに得意魔術分野は幻術魔術ときているので校内では尊敬される先生第1位でもあります。


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