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そのⅠ
その時、少女は夢を見ていました。
「ここは…」
そこで少女は口をとじました。なんとここは自分のすむ水野原市上空だったのです。
「…!」
自分はまだ飛行魔法が使えないので、自力で飛んでいるということはありえないのです。
しかし少女が驚いた理由はそれだけではありません。なんと少女の体は宙に浮いたままになっていたのです。
「きゃっ、誰か助けて!」
少女は必死に助けを呼びました。が、誰も助けには来てはくれません。来れるはずがないのですが…。
「お願い!そこの人助けて!」
少女のいる場所に一人の女性がマントをたなびかせながら、こちらに向かってきます。
「あれは…魔術管理局の人?」
少女はどんどん遠のいていく意識を集中して相手の顔を確認しようとします。しかし…。
今までは中途半端に作品が終わっていましたが、今回は最後まで書き上がっており最終確認を残すのみとなっていますので、数日中には完結予定です。




